こんな人だったの | きつねの部屋ブログ版

こんな人だったの

 今期の『ブラタモリ』、既に9回の放送が終わった。番組アシスタントの野口葵衣アナへのわたしの印象は以前このブログに載せた。それから番組を見続け、改めて彼女の印象を書いてみたい。

 

 歴代『ブラタモリ』のアシスタントと比較してみて、桑子アナの存在感多め、近江アナの可愛らしさ、林田アナの少し引っ込み思案、浅野アナの明るく楽し気な笑顔を紹介してきた。

 

 彼女らと比べると野口アナは、当初林田アナのような緊張しすぎておとなしいタイプ、もしくは近江アナのように育ちの良さが感じられる可愛らしいタイプ、その中間あたりかと思っていた。

 

 しかし先週までの放送を観て野口アナ、おとなしく見えるようではあるがタモリの軽いギャクに反応してよく笑う。

 

 笑い方は「エッヘッヘ」、と書くと品が無いように文字ズラでは感じるだろうが、少し違う。前任者の浅野アナはこうした時「アッハッハッ」とはっきり表現し、ノリがよく周りを明るくしてくれるアシスタントであった。

 

 野口アナの「エッヘッヘ」は、最初そんな反応?、と思っていた。しかしこの笑い声は彼女最大のウケ方で声も音量を落として明るく嫌味に感じないし、お顔もよく見ると崩れている。

 

 彼女は選ばれてNHKに入局したアナウンサーである。多くいる新人アナから抜擢されていて、自己アッピールするようなタレントとはそこは違う。

 

 しゃべり方もゆったりし、動きはおっとりというのが彼女のこれまで見てきての印象になり、やはりこのあたりが近江アナによく似ている、しかし反応は番組当初よりよくなってきている。

 

 体つきも細見で脚も長い。積極性は少しでてきて、ちょっとやらせるとなんでも拒否せずやるタイプと見た。大原編では本編ではカットされていたが、ラストのクレジットロールでの写真の中に、野口アナが手拭いを被り柴を頭に乗せた大原女姿が写っていた。

 

 大原編のテーマは「癒しの里」。タモリが最初見つけたのが永六輔作詞、デューク・エイセスが歌う「女ひとり」の歌碑。「京都大原三千院 恋につかれた女が ひとり」をタモリが口にした。

 

 そこに解説者が登場、タモリが解説者に歌碑にある「恋に疲れた人がこの地にきて癒される」と質問すると、解説者が「そのとおり」。そこでいきなり野口アナ、「でも恋は疲れますよね」と一言、解説者が大笑い。

 

 そしてラストの〆。タモリが「癒しという言葉は好きではないが、大原にきて少しは考える」との意をいうと、野口アナがすかさず「(癒されるには)まず恋をしなければいけないですよね、ウフフ」と返し、タモリ「結構それいうね」で、スタッフたちを笑わせる。

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 また答えてタモリ、「恋なんてお互いに疲れて喜び合っているようなもんだ」。それに「なるほど、学びが多いです今日は」と野口アナ笑顔でおっとりと。 

 

 タモリと野口アナ、なかなかいいコンビになってきた。