ステイ・ホーム | きつねの部屋ブログ版

ステイ・ホーム

 東京都知事がことあるたびに都民に呼びかけているのが新型コロナウィルスに感染しない、させないには不用・不急の外出はしない、という意味の「ステイ・ホーム」という言葉、「家で過ごしましょう」ということ。

 

 英語だと「stay at home」となるのだが、命令語でもあり、直訳すれば「家にいろ」とはなる。実際お願いというよりもっと切実な命令に近い。

 

 いまのところ感染予防にはこれしかない、というのが現状で、いまさらながら何かしらの用事、趣味、あるいは健康維持のために外にでることを制限されることの辛さを感じてしまう。

 

 わたしの場合、一人暮らしをして二十数年になるが、それでも自分の意思で随時外にでられることで社会的な意味での居場所があって、何とか精神的に追い詰められる、ということは回避できていた。

 

 が、今回は少々まいっている。アウトドアイベントに参加はできず、行きつけのカフェは休業、食料品の買い物は週に1回のみで、人込みを避け、自分が人込みにならないため駅前をフラフラすることもできずである。

 

 その駅前に地域としてはかなり大型の書店がある。そこで専門書や新刊本をただながめるだけで幸せを感じていた。しかしSCの一画に入っていたので他の衣料品、雑貨フロアともども閉鎖状態、これは辛い。

 

 犬だって「ステイ」はそのまま行動をしないで留まれ、動くなといった一番犬にとっては辛い命令。それを今わたしたちは課されている。それだけ今は我慢の時と認識しなければならない、が、わかっちゃいるけど動きまわりた~い、どうしたらいいものやら。