濃厚接触者定義 | きつねの部屋ブログ版

濃厚接触者定義

 WHOが昨日いままでの新型コロナウィルス感染者を調べ、「濃厚接触者」の定義を改めた。

 

 それによると今までは感染発症とされた日以降接触した人は濃厚接触者とされていたが、今回からはその感染者との接触があった2日前から濃厚接触者と認定されるとしました。

 

 また「濃厚接触」とは具体的には以下の図のように、互いに1m内外を目安とした距離で15分以上会話を交わした状態のことをいいいます。

 

 図のようにAさんが実は2日前に感染し発症してBさんと非常に近くで15分以上話をしていたとすると、この時点でBさんは「濃厚接触者」と認定されてしまうわけです。

 

 こののちにBさんの感染が発覚した場合、あの時のAさんから感染したのだとわかりますし、またAさんも発症が確認されたら、その2日以前にBさんと接触していたということを申告することになります。

 

 ただし、そのような状態であってもBさんがマスクをし、家に帰ってからきちんと手洗いなどをすれば「濃厚接触者」にはあたらないとしています。

 

 つまり、濃厚接触者はこの条件に当てはまる人だけになり、濃厚接触者の範囲が狭まったということになると考えてもいいでしょう。

 

 理屈はそうなんですが、日常では現実にこうしたケースを覚えていることはそれほどない。とはいえ、現在の人との接触を避けなければ、という状況ではむしろ人との会話を15分以上するなどの機会は稀になるので覚えていることも多いかと。

 

 落ち着いて考えてみればこうしたケース、個人ではよほどの知り合い同士、もしくは常連の店でスタッフと話すということでしか発生しないケース。それが日常だった以前と比べると今は家族と職場以外にはそうした機会は無く、いかに今は異常な状態かがわかる。

 

 わたしなどは一人暮らしのうえ、いままで通っていたカフェも休業になり、友人も遠くにいるので話し相手はいないので感染するもだが、怖いのは話さないことによる認知機能の衰えだ。

 

 言葉を口にだすことは、脳の働きを活発にする。しかし相手がいなければそれもできない。で、しかたなく昔覚えた落語の寿限無寿限無後光の擦り切れ…などと大声で唱えている、ちょっと寂しくて虚しいが、ま、しかたがない。