MXテレビにリュック・ベンソンがきた | きつねの部屋ブログ版

MXテレビにリュック・ベンソンがきた

 体裁をそれほどとりつくろわないテレビ局「東京メトロポリタンテレビジョン」ことMX。その局の一番人気番組『5時に夢中!』にこれまでもなぜか海外映画界の大物たちが生出演していたが、こんどは『ニキータ』『レオン』『フィフス・エレメント』『ジャンヌダルク』等々、数々の秀作を監督した巨匠リュック・ベッソン氏が昨日出演した、まさかである。

 
 過去にジュディ・ホスター氏、サモハンキンポー氏も自身の映画プロモーションのために来日した際このMXを名指して登場した。でも視聴者としてなぜ?がおこるのはなぜ(#^^#)。
 
 だって日本の名のあるタレントは自身のイメージアップにつながらないこの局の番組出演は選ばないもの。出てくるタレントとは落ち目、失礼、もう一線から呼ばれない人だとか、話題作りに出る人だとかしかいないからねぇ。
 
 こんな下ネタも辞さない下劣な番組づくりをしている局で、地上波局と違い全国放送網をもっているわけでもなく、元結婚式場の喫茶室を改造したスタジオだって狭いし、照明も暗く放送設備も更新しているのかというくらい古いものを使っている風だし、3台のフロアカメラを2人で動かしている低予算しか組めない吹けば飛ぶようなB級テレビ局なのにである。MCふかわりょうが云う「(MXテレビは)視るラジオ」ですと。
 
 が、MX側が呼びかけたというよりは、なぜか先方からの指名らしく、「なぜこの番組に出演されたのですか」とふかわが聞くと、リュック・ベッソン監督曰く「自分の新作と同じカラフルなスタジオだから」だそうで、それで選んだの?、それとも他の局のついでにとにかく東京にあるテレビ局のひとつだから来たの?と疑ってしまいました。
 
 でもやはり『5時に夢中!』を愛する私としては非常にうれしい。吹けば飛ぶようなテレビ局で,
,こんな世界に知られた大物たちが来てくれる、よほどこの人たちはこのテレビ局の東京での立ち位置、もしくは日本での影響力の無さをしらないのだろうとはおもうものの、間違ってきてくれてありがとう、である。
 
 ジュディ・ホスターの時もそうだったが、リュック・ベンソン監督の前でふかわりょうが舞い上がり、ギャグをいうもおおいに滑る、これまたおかしい。
 
 監督が去った後のスタジオはあとにまだプログラムが残っていたにもかかわらず、放心状態。なんとか力を振り起しエンディングまでもっていきました。
 
 突然吹いた春の嵐のような時間でした。