連桿比(れんかんひ)の認知度は・・・
エンジンのOHに長けたお店なら、必ず知っているはず。
連桿比。
私の愛車を作ってくれたHさんから、色々と教わっております。
「なるほど、そういう事か」
と、思う事がたくさん。
グーグルで調べると・・・
レシプロエンジンにおいて、ピストンとクランクシャフトを繋ぐコンロッドの長さを、クランク半径(ストロークの半分)で割った比率。
・・・と、あります。
レシプロ・・・つまり上下運動をするピストンなのですが、それをフライホイールの回転運動に変換させる。
ここで言う、コンロッドの長さとストロークの関係性が、最終的にエンジンのライフに繋がるんです。
肝心の連桿比ですが、比が大きいエンジンだと、コンロッドが長くピストンの傾きが少なくなります。
ピストンの傾きが少なくなるという事は、シリンダー内壁に与えるダメージが少ないという事です。
少ない・・・と言っても、ゼロではないので、オイル交換時に抜いたオイルがギラギラしていたら、それは燃焼室の摩耗かも知れませんね。
一方、連桿比が小さいエンジンだと、コンロッドが短くピストンの傾きが大きくなります。
ピストンの傾きが大きくなるという事は、シリンダー内壁に与えるダメージが大きくなるという事です。
ここで、「ピストンが傾くとは・・・?」と思った人へ向けて・・・
ピストンを上下させる、コンロッド。
ストロークが同じでコンロッドの長さが違う、二種類のエンジンがあったとします。
ピストンが上死点の位置から、ピストンを「下へ引っ張る」ようにコンロッドが動きます。
その時、コンロッドが長い方のエンジンだと、ピストンがシリンダーに与える側圧が小さく・・・
コンロッドが短いエンジンだと、ピストンがシリンダーに与える側圧が大きくなります。
これが、最終的に「エンジンの寿命」に繋がってくるんです。
高連桿比のエンジンのメリットは、分かりやすく言うとエンジンの寿命が長めになる傾向で・・・
底連桿比のエンジンは、寿命が短くなってしまう傾向にあります。
ただ、高連桿比のエンジンは、コンロッドを長くする事になるので、それだけエンジンが大きくなってしまう。
底連桿比のエンジンは、その逆で、コンパクトなエンジンになる、という訳です。
以上、Hさんから教わった一部を抜粋してみましたが、私のようなユーザーレベルであれば、ここまで理解していれば充分かと。
それさえ理解していないお店すら、かなり多いとの事でしたので。
例えば・・・
これを見て、プロがどこまで判断出来るか。
どんな道具を駆使したか。
わかっていないお店が、多いらしいです。
長々と綴りましたが・・・
我々が愛車としている、ハーレーダビッドソンのエンジンの連桿比は、というと・・・
底連桿比
・・・と言えるでしょうねぇ・・・
(。-_-。)
そうなると、エンジンの寿命はというと・・・
・・・
そういう事なんですねぇ・・・
エンジンのOHの重要性も、ある程度はご理解頂けると思います。
(エンジンが壊れたから、じゃあ乗り換えをしよう)
とは、なかなか決断出来ないですよね。
(じゃあ、メーカーがコンロッドの長いエンジンを開発してくれれば・・・)
そうなると確かに、寿命が長いエンジンが出来るかも知れません。
が、壊れないエンジンだと、今度はメーカーが困る訳ですねぇ。
壊れない≒修理を必要としない≒乗り換えずに乗り続ける人が増える
こういう図式が成立する訳ですからねぇ。
典型的なのが、ストローカーエンジン。
コンロッドの長さは変わらず、ストロークを伸ばすという事は・・・
それだけ、連桿比が小さくなり、寿命が短いエンジンとなってしまう。
ただ、圧倒的魅力はあります。
強大なパワーが得られるので、人にもよりますが、乗ってて楽しいエンジンになります。
つまり、パワーを得る反面、短命になる。
これが私がストローカー化しなかった、最大の理由です。
それでも私のアーリーは、1200→1340へとストロークを伸ばしているので・・・
言ってみればこれも、「ストローカー」とも。
いずれにせよ、長く付き合うには、それなりの知識と覚悟が必要なのかなぁ、と。
思った次第です。
(*´ω`*)


