愛車アーリーも、今回仕立てたコートも。
同じような「オーダー感覚」があります。
先日、テーラーさんとの打ち合わせで・・・
「なんか、これと同じような感覚を、過去に体験したような・・」
・・・と、感じました。
打ち合わせ時、デザイン・・カラーリング・・使用する生地やボタン・・・
これらを決めていく中で、ふと感じた事があります。
「同じような感覚・・・そうだ、愛車アーリーをオーダーした時と同じ感覚だ」
カテゴリーは全く違いますが、「オーダーする」という感覚は同じです。
思えば愛車アーリーの時は、当時許される限りの、一切の妥協がないオーダーでした。
2023年の、夏〜秋にかけてだったと記憶しています。
この状態でアメリカ本国から、ここ日本にやって来ました。
私の愛車となるべく、遥々やってきたわけです。
排気量は、1340cc。
フレームは、当初・・・このフレームを使う予定でしたが・・・
良縁に恵まれ・・・
このフレームに。
で・・・少しずつ形になっていき・・・
少しずつ、バイクらしい形状となっていきます。
オイルタンクは、完全オリジナルです。
この時点で既に、純正ではないフルオリジナルな雰囲気が漂います。
完成時は、満を持して、堂々と初乗りを・・・。
この時の記憶は、今でも鮮明に残っています。
私のバイク人生で、最大の・・・といっても良い、貴重な体験でした。
似たようなアングルで、何度も写真を撮ります。
自宅前でも。
お気に入りの景勝地でも。
何度も何度も、写真を撮るんです。
この愛車アーリーショベルは、本当に・・・
(ここは、ホントは◯◯にしたかったけど、まぁ良いや)
という、妥協点が一切ありません。
前後ホイールも、少々無理してグレードアップ致しました。
無理してでも、妥協はしたくなかったんです。
・・・
そして、今回のオーダーによる、コートの仕立てです。
「ここは、どう致しますか?」
勿論、予算との相談にもなりますが、許される限りの良い物を・・・
この生地を選ぶ時も、可能な限り良い物を。
上を見ればキリがありませんが・・・
今回オーダーした価格帯と同じような既製品を探すと・・・
やっぱり、中には存在します。
既製品で、その値段・・・
率直に、「・・・高いよなぁ」とは思います。
そんな既製品を仮に買った・・・としても、必ずどこかに妥協点が生じる事が分かっている。
それなら私は、オーダーでコートを仕立てたい。
この、ダブルのチェスターフィールドコートも、既製品ですが・・・
購入後、30年以上経過しますが、お気に入りの一着です。
ただし・・・このコートにも妥協点は存在します。
ところが今回のオーダーしたコートは、妥協点がありません。
中には「ここだけは、どうしても◯◯にして欲しい」という、たっての要望も聞いてもらいました。
テーラーさんはひょっとしたら「・・・え?」と、思ったかも知れません。
でも私の「どうしても・・・」という圧に根負けしたかのような・・・(笑)。
唯一、そこだけは、私の要望を聞いて頂きました。
愛車アーリーにも、同じような経緯があります。
大きく挙げると、2点・・・
ビルダーのHさんと私とで、意見が割れたところでした。
それは・・・
このハンドルと・・・
シーシーバーの、この高さです。
Hさんは、比較的、ハンドル・シーシーバー・・・どちらも「低くしたい人」であるのに対し・・・
私は、その逆。
どちらも高めにしたかったんです。
最終的に、私の要望を全面的に取り入れて頂いた形となりましたが・・・
この感覚と同じような感覚が、今回のコートの仕立て時にもありました。
「どうしても、◯◯にしたい」
そんな思いが、テーラーさんに伝わった・・・というか、強引に伝えたというか(笑)。
ただし、ビルダーのHさんも仕立てるテーラーさんも、紛れもないプロです。
プロの意見を一切聞かない・・・とは、いきません。
ただ、オーナーとしての要望は、多少なり存在しますので。
そこをいかに取り入れるかが、プロとしての手腕が問われるところでしょうね。
・・・
何かを「オーダーする」というのは、本人にとっては特別な事です。
愛車アーリーを手掛けたHさんも、コートを仕立ててくれるテーラーさんも・・・
私の要望を最大限に取り入れて頂けました。
私の中で、この数年でちょっとした意識改革がありまして。
モノに対する考え方も、少し変わり・・・
何かしら拘るようになりました。
モノを買う時に、「なんでも良い・どうでも良い」などとは、考えたくない。
ちょっとでも特別なモノを持つようになると、それに合わせて自身の「モノに対する考え方」も変わります。
そこから少しずつ、毎日の生活にも変化が見られます。
それが「自分の成長」を促してくれるのだと、なんとなく思っています。
ただ・・・
本来これらは特に明かす必要などありません。
自分の中での感覚を、寡黙に貫いていければ。
口に出して言う程の事でもありませんので。
私の胸中に秘めて、ひっそりと生活してまいります。
(*´ω`*)









