結果的に自分がアーリーを壊したと言っても過言ではない。
・・・
そんな自分に腹がたつ。
もちろん、壊すつもりなどあるはずもなく。
ただ結果的に、そういうトラブルを誘発してしまった・・・
その内容とは・・・!?
・・・
まず、確かな結論付けは、されてはいないが、ほぼ間違いないだろうところまで到達しました。
結論から言うと、最大の原因は「二次エア」です。
でもこの二次エア、つい最近Oリングを交換し、バンドも強固なものに変えています。
普通ならこの状態で二次エアは、発生しない。
では、一体どこに不具合が発生して、二次エアの症状を誘発させたか。
なるべく簡潔に説明します。
先日、イグニッションコイルを脱着した際、コイルをマウントさせている「エンジンハンガー」を取り外しました。
これです。
フロントのヘッドとリヤのヘッド、そしてフレームへと・・・
つまり「3点支持」で、エンジン上部を固定しています。
前後ヘッドとフレームの接合部、これはもう非常に強い締め付けトルクで締め込むべきところです。
確かに外す時も、固くて苦労しました。
そして、外したハンガーをキレイに磨き、元に戻します。
この、「元に戻す」行為が問題でした。
3点とも、ガッチリと強力なトルクで締め付けなくてはならず。
ところが、ガッチリ締め込んだつもりでも、実はまだまだ締め込みが甘かった。
言わばエンジンを「吊るす」ような格好になる、このハンガーですが・・・
吊るして「完全に固定」していなきゃならないものを、不十分に締め込んでいた。
結果、走行していくうちに、ハンガーのボルトが緩み・・・
エンジンの腰上が「フリー」な状態となってしまった。
これ、エボからは対策でもされているのか、シリンダーの固定方法は「長いスタッドボルト」でヘッドごと締め込んでいる。
ところが、ショベルまでは、シリンダーとケースを直接「短いスタッドボルト」でナット留めしている。
腰上がフリーとなったエンジンは、その揺れが直接シリンダーとケースの接合部に負荷を与え・・・
最悪、シリンダーが割れてしまう事に。
シリンダーが割れる・・・こうなったら事件です。
もし、現時点で自分のアーリーが、そんな状態だったら・・・
正直、今シーズンはもう終わりです。
(シリンダー交換すれば良いのでは?)
・・・と、思いますよね!?
その場合、シリンダーを社外品か純正か、決める前に・・・
そうそう簡単には、お目当てのシリンダーなど見つからないです。
(ショベル用のシリンダーなら、どれも同じじゃないの?)
・・・と、思いますよね!?
通称、◯番のシリンダーとか、数種類あります。
シリンダーの内径が違います。
場合によって、ピストンも交換する可能性もあります。
ピストンを変えない・変えたくない場合、そのピストンのサイズに見合ったシリンダーを探すか、ホーニングする必要があります。
で、更に・・・!!
ピストンを変えるイコール、バランスの取り直しとなり・・・
ケースを割る必要が出てきます。
最も、そのバランスを取らずに、新しいピストンの重量を調整して、帳尻を合わせる方法もあるらしいですが。
とにかく、ハンガーが効いていない状態で、しばらく燃焼を続けたエンジンは・・・
シリンダーとピストンに、少なからずの悪影響を与え・・・
・・・
こんな感じで、当初は「単なるエンジンハンガーの脱着」に過ぎなかった行為が・・・
思わぬところで、エンジンに悪影響を与えてしまった。
ハンガーが止まっていない、フリーの腰上は、振動をダイレクトに発症させ・・・
インマニにも当然、振動による悪影響が及ぶので、そこで二次エアを誘発させてしまった。
いくら頑丈なバンドで固定されていたとしても、ダイレクトな揺れまでも固定する力は、このバンドにはありません。
最も懸念材料である、シリンダーのクラックの有無。
まずこれを、目視で確認していきます。
結果・・・
・・・
クラックは確認出来ませんでした。
が、喜ぶのはまだ早く・・・
表面ではクラックが確認出来なくとも、シリンダーの内部でクラックが発生している恐れも。
こんなクラックの発見など、非現実的にも思えますが、確認方法はあるらしいです。
今回は、いろんな状況を鑑みて、目視でのみクラックのチェックをして・・・
ちょっと強硬手段ではあるけども、このまま復帰作業を敢行する、と。
なので、当初、ヘッドガスケットに疑いの眼を向けていましたが、どうやらこれは違うと。
作業的には、外したヘッドおよびシリンダーのガスケットを新品に交換。
タペットとプッシュロッドの調整。
エンジンハンガーを限界ギリギリまで、緩みがないように強固に締め込む。
・・・ってトコですかね。
とにかく、ハンガーの脱着が、思わぬ大きな弊害を招き・・・
今更ながら悔恨の念に苛まれておりますが。
それもそのはず。
ハンガーを脱着さえしなければ、今も調子良く走れていたのだから。
なので、愛車へのせめての償いとして、いっときフリーとなったヘッドを抱き抱え・・・
心の中で愛車に詫びながら、ロッカーカバーを磨きました。
最初は、自分の膝の上にヘッドを載せて、磨いていましたが・・・
手を滑らせて、ヘッドを落としてもいけないと思い、テーブルを出してその上に載せてから磨きました。
で、磨いた後は翌日である今日、速やかにHさんの元へ戻しました。
長くなりましたが・・・
ショベル以前のハーレーに乗ってるかたへ。
どこかをバラして元通りにした・・・つもりでも、実は元通りになっていないケースが圧倒的に多いです。
軽いノリで興味本位での「バラし行為」・・・と言う自覚はもちろん無いのですが。
その行為が、今回の二次エア誘発からの、シリンダー不具合にまで発展させてしまう場合もあり。
なので、「自分で出来る・自分でやる」と言う概念は、このアーリーに対しては一切捨てるべきである、と。
グラインダーなどの所謂「刃物を使う行為」など、このアーリーには以ての外。
せいぜいオイル・フルードの交換や、ボルト・ナットの増し締め程度に、留めておくべき。
最後に、これだけは言っておきたい。
納車されて、そう月日が経っていない、愛車アーリーショベルですが。
ビルダーのHさんの作業に非があるわけではなく、あくまで二次エアを誘発したのは他ならぬ自分自身。
自分が余計な事さえ、していなければ・・・
今も調子良く走っていた事を、念を押してお伝え致します。
高額な授業料となりそうですが、悪いのは全て自分です。
痛い出費でも、しっかりと負担いたします。



