愛車アーリーショベルが与えた、周囲への影響について。
・・・と、聞くと、なんか大それた意味合いにも取れますが。
そう大それた事ではありません。
ただ、自分の愛車アーリーに、端を発し・・・
少々残念な気持ちになった、ある出来事について触れていきます。
現在、愛車アーリーは、Hさんのお店で修理待ち中・・・
当然、他にもお客さんがいて、お店に来店する事も多々あります。
そんな中。
現在、Hさんの元で、一台のカスタムハーレーを製作してもらってる、一人のお客さん。
進捗状況を伺いに、来店したそうです。
エンジンはエボ・・・それ以上は伏せておきます。
で・・・来店すると、一台のカスタムハーレー(ワタシのアーリー)に目が行き・・・
こう、呟いたそうです。
「・・・エボじゃなくて、こんな感じにすれば良かったなぁ」
・・・などと。
・・・
いや、アンタ・・・エボのカスタム車輌を作ってもらってる最中だろうがよ!!
ワタシのアーリーを見て、「こんな感じにしたい」と言うのは、ある種の「褒め言葉」とも言えて・・・
一見、悪い気はしない・・・と、言いたいところですが・・・!!
エボを手掛けてもらっていながら、「ショベルのこんな感じがいい」みたいな発言は・・・
今作ってるエボが、可哀想だろうが!!
そのエボが、晴れて納車を迎えた時、オマエは・・・
「・・・やっぱりエボじゃなくて、ショベルのあんな感じが良かったなぁ」
・・・とでも言うのか。
我が愛車アーリーを褒めてもらった・・・などと、素直に喜べない自分が居る。
これはこれで良い。
俺の愛車アーリーショベルである。
でもオマエは、製作中のエボをよそに、他人のアーリーに「うつつ」を抜かし・・・
やがて完成するエボへの愛情を、疎かにしている。
俺は、他人さんの愛車に「うつつ」は抜かさない。
誰だって、自分の愛車が一番♪
俺も、そう。
それどころか、自分のアーリーよりも、はるかに「レア度」が高い、マニア垂涎モノなビンテージハーレーは数知れず。
だからと言って、たとえ自分のアーリーの隣に、「30`Sのナックルヘッド」が停まったとしても・・・
「やっぱりショベルじゃなく、ナックルにしておけば良かった」
・・・などと、絶対に思わない。
「すげぇ・・・サーティーズだよ・・・!!」
ぐらいは思うものの、「ナックルにしとけば良かった」とは、思わない。
俺には愛車アーリーショベルがあるからね。
愛車があるにも関わらず、他の車輌に「うつつ」を抜かすとは・・・
ソイツは、愛車を持つに不適格である、と・・・
自分のバイクを愛車と呼ぶ資格がない。
俺は、そう思う。
自分のバイクに「ゾッコン」で・・・!!
どんなレアなバイクが横に停まろうと・・・!!
そのバイクには、最大限の賛辞を送りつつ、やっぱり一番なのは自分の愛車である、と。
それが例え盲目的だろうと、それで良い。
愛車を持つ資格がない。
そんな有様より、盲目的であるほうが、ずっと良い。
完成した後の、そのエボを思うと、なんか複雑な気持ちになる。
これが自分の言う・・・
「愛車を持つに、値しない、失格なケース」
・・・です。