エボリューションとアーリーショベルの違い。
前の愛車エボと、今の愛車アーリーの違いについて考えてみます。
排気量は、共に1340cc。
恐らく、ボアストロークも同じ。
あとは・・・
6°レイクのトリプルツリーで、キャスター角を寝かせてました。
インナーチューブを4インチロングに。
そしてこのエボの最大の特徴が、ビッグボア&ビッグフィンのシリンダーとピストン。
排気量は約1400ccありました。
燃焼室は、ニカジルメッキ。
故にシリンダーはアルミながら、驚愕の「スリーブレス」。
本当にスリーブがありません。
これは、ニカジルメッキの恩恵に他ならない。
その目的は、圧倒的長寿命を得る為。
腰上のOHは、少なくとも自分が生存中は、一切無用。
以上、ざっくりと愛車エボの紹介でした。
次、現在の愛車アーリーショベル。
エボと見比べると、良くも悪くも「レトロ感」が漂いますね。
エンジンは、エボとは違い、フルノーマル。
但し、クランクケースはコーンではなく、アーリーショベルのものを採用。
排気量は1340ccながら、ケースがアーリー仕様なので、「愛車アーリー」と呼んでいます。
ミッションは、多分パンヘッド用の4速ミッション。
ラチェットトップです。
フレームはナックルのリジッド。
プライマリーは、ベルトが1.5インチ幅のオープン。
ホイールはファットスポーク。
ざっと、こんな感じ。
で、それぞれ気付いた違いを挙げていくと・・・
細かな部分は違うものの、最大の違いで真っ先に浮かぶのが・・・
フライホイールの重さ
・・・であります。
圧倒的に、ショベルのフライホイールが重たいです。
エボのフライホイールは・・・
これがエボのフライホイール。
半分ケースに収まっているので、少し分かりにくいですが、2枚のフライホイールの厚さは、ほぼ同じです。
つまり、重さもほぼ一緒。
ところが、ショベルのフライホイールは・・・
厚さがこれだけ違うので、重さも左右で違ってきます。
つまり、エボとショベルのフライホイールの重さが違うと、どこに差が出るのかと言うと・・・
トルク感が違います。
スロットルをワイドオープンにして、加速を促すと、その差は歴然。
エボでも、その時の振動は体感出来ますが、ショベルのそれはエボ以上。
ただ、エボもショベルも、速度域によっては振動が発生するので・・・
それを不快に思う人は、乗れないのでしょうね。
そういう人には国産を、特にH社のマルチをお勧めします。
過去に一台だけ、H社の1000cc4気筒に乗った際・・・
「あぁ・・・やっぱりH社だな」と感心しました。
ただ・・・!!
乗ってて楽しい♪
ワクワクする♪
・・・か、どうかは、また別次元の話。
エボやアーリーには、高性能なスペックなど一切求めておらず。
いかに「走ってて楽しいか」・「満足度が高いか」に重点を置いてます。
また、そこには「利便性」とか「快適性」といった、所謂便利な機能は求めておらず。
だからこその、キックオンリーのエンジンスタートだし・・・
Rサス無しのリジッドフレームだし・・・
乾式クラッチのオープンプライマリーなんです。
どれも「乗ってて楽しい」大事な要素です。
この点だけは、エボもアーリーも、大差はないですが・・・
フライホイール以上の、最大の違い・・・とは・・・
エボには、自分の前にオーナーが居たが、アーリーには居ない。
自分が最初のオーナーである事。
そして、自分にとってアーリーショベルが、最後の愛車。
終のハーレー、アーリーショベルです。