愛車アーリーショベル、色んな意味で旧いです。
愛車とする、アーリーショベル。
エンジン・ミッション・フレーム・・・
全て年代が違う、悪く言えば「寄せ集め」。
良く言えば、「その年代での良い物を」集めた集合体。
もちろん、「全て旧いモノ」にしたいという拘りはないので・・・
所々、新品パーツを使っています。
マニアはもう、全てが旧くなくてはダメ・・・というね。
そういう徹底した拘りを持つマニアも多いです。
それこそ、ネジの一本まで・・・。
なかなか難しいですけどね。
で・・・我が愛車アーリーショベルです。
エンジン他、それぞれの年代は・・・
ざっくり言うと、エンジンはコーンショベルの後期型がベース。
腰下はアーリーショベルのケースを採用。
ミッションは、おそらくパンヘッド用のもの。
フレームは、ナックル純正フレーム(但し、加工痕多々あり)。
ところが、このナックルフレーム。
全くの無加工でショベルヘッドは、搭載不可能です。
エンジン単体のサイズが、ナックルとショベルでは、全く違います。
そう・・・無加工ではショベルヘッドは載らないので・・・
クリアランス確保の為、大きく手を加える事になります。
マニアは、この時点で卒倒もの・・・(笑)。
「純正フレームをカットなんて、以ての外」
・・・って事なんでしょう。
つまり、カットなんかしちゃったら、その価値が落ちる、と。
・・・
それは単なる、マニアの概念。
カットしようが、価値は変わらない。
別に「ビンテージ至上主義」ではないですが・・・
カットしたフレームだろうが、使ってこそ初めて価値が出る。
使わないフレームは、単なる・・・
・・・
そういう事です。
確かに、最新型の魅力は、あるのだと思います。
完成度が高い。
結果、走っていて安心感が得られる。
とはいえ、ビンテージで走るに、不安を抱えながら走ってる・・・
そんな訳ではないんです。
二言目には、「壊れるんじゃないの?」という、誤った解釈が生じ・・・
具体的に「ここが壊れる」という的確な指摘も出来ないでいて、それでも壊れる・・・という。
壊れないように、ちゃんと整備してくれた車輌に乗っています。
エンジン他、確かに旧さは否めないけど・・・
全てリフレッシュされたパーツで、構成された一台です。
見た目は旧いが、そう簡単に「壊れるんじゃないの?」などと、知りもしないで盲目的に言わないで欲しいね。
昨年秋、完成後にHさんの試乗と、自分の初乗りとで・・・
距離を合わせると、軽く100kmは超えています。
ちゃんと整備されていなければ、100kmさえも走れない。
それでも心配がつきまとう・・・そんな人は・・・
ビンテージではなく、最新型に乗るべきでしょうね。
あとは、構造上・・・
リジッドフレームなので、当然サスは無いですし・・・
ミッションも、ドグなので、たまにギヤの入りが悪い時も。
そういう時は、ちょっと強引に「ガッチャン!」て、力を込めてレバーを操作する。
躊躇したら、ダメ!
ドグミッションとは、そういうもの・・・と、Hさんから教えてもらいました。
この操作にも抵抗を感じる人も、きっと居るでしょう。
そりゃあそうだ。
ホント、強引にガッチャン!てギヤを入れるんですから。
ここでまた、「ギヤに負担が・・」とか、「ギヤの欠けが・・」とか、気になる人は・・・
これもまた、最新型に乗るべきでしょうね。
つまり、ビンテージって確かに旧いバイクですが・・・
ビンテージの持つ特性、分かりやすく言えば・・・
「ビンテージって、こういうもの」
・・・っていうものを、受け入れられなければ、最新型に乗るしかない。
もちろん、「オイル漏れ」とかは、ビンテージの特性でもなんでもなく・・・
単なる「整備不良」に過ぎません。
ビンテージハーレーで、オイルをポタポタ滴らせながら走っちゃってる人なんてのは・・・
きっと最新型に乗らせても、オイルをポタポタ撒き散らしながら走って、喜んでるような人です。
言ってみれば、「乗り手の問題」でもある、って訳ですね。
整備さえしっかり行き届いているのなら・・・
旧くたって、良いじゃないか♪





