まだまだ正月真っ盛り。
いかがお過ごしでしょうか。
さて、早速なんですが・・・
動画で見聞きした、ちょっとしたテーマについて。
少々疑問に思いました。
我々バイク乗りに直結する問題、それは・・・
「バイクの排気量(パワー)問題」
・・・です。
端的に言いますと・・・
「排気量は大きい方が良いぞぉ〜」
「逆車のフルパワーが楽しいぞぉ〜」
「小中排気量が扱いやすいぞぉ〜」
「そんなフルパワー、どこで使うのぉ〜」
まぁ・・・アレですよ・・・
要は、他人の愛車に難癖つけてる訳ですよ。
小さい排気量には、大きい排気量を勧め・・・
大きい排気量には、そのパワーどこで使うの?などと。
くだらねぇ・・・ドッチもドッチだ。
・・・
自分なりに、全て「論破」してみましょうか・・・!?
まず、自分の愛車アーリーショベルを例に。
ざっくり50年くらい前の旧いエンジンです。
排気量こそ、1340ccありますが、この数値をさて、どう捉えるか。
大きい?
小さい?
最高出力など、知れている。
V型2気筒の典型的なトルク型。
4気筒の高回転型のように、キンキンにブン回すエンジンではない。
トルクを存分に活かす乗り方が、面白い。
そういう人が、乗れば良い。
では次・・・フルパワーの4気筒エンジン搭載のバイクについて。
最高出力・・・200馬力に迫るような、ハイパワーエンジン搭載のバイクです。
一般道ではなく、クローズドコースの長いストレートがあった、として・・・
そういうステージで、例えば「最高速チャレンジ」とかね、やってみたとしたら。
まぁ・・・スピードメーターを振り切るくらいの速度に達するんでしょう。
若い頃、地元のサーキットで、地方選手権にエントリーしていましたので・・・
そういう極限でバイクを操る精神状況とか、よく分かります。
ですが、これもサーキットという「クローズド」だからこそ存分に、且つ一般道より比較的少ないリスクで味わえる。
表向き、一般道での「そういう走行」は、御法度です。
・・・と、一応言っておきます。
で、そういうフルパワーなバイクを、一般道で乗っている人に・・・
「そんなパワー、どこで使うんですか?」
・・・などという野暮な問いかけをするヤツもいるんですよ。
言い方を変えれば、「そんなパワー、使いきれないなら、意味無いでしょ?」と。
・・・どう思います!?
「使いきれないんだから、小中排気量で十分でしょ?」
と、言ってくるんですよ。
はい、論破しますよ?
「そういう問題ではない」
小中排気量でも、キンキンにスロットルをブン回せば、法定速度を悠に超えるだろうが!?
つまり、「パワーを使いこなせるか、使いこなせないか」が問題ではなくて・・・
「自分は今まさに、逆車のフルパワー4気筒に乗っている」
・・・という、満足感を得る為。
オマエに言われなくても、これだけのハイパワーは一般道では到底使いこなせないのは、分かってるんだよ。
じゃあオマエは、その小さな排気量のパワーを、フルに引き出して走ってるのか!?
だとしたら、間違いなく「道交法」に違反してるだろうが?
我々バイク乗りは、その「道交法」を無視して、バイクには乗れない。
「だったら法に抵触しない範囲のパワーを搭載したエンジンのバイクをメーカーが開発して・・・」
という、一種の矛盾は、確かにある。
目に見えない「国外からの圧力」みたいなものも、きっとあるんだろう。
ただ、個人的には仮に「法に触れない程度のパワーを搭載した乗り物」があったとしても・・・
なんの魅力も感じない。
昔、フルパワーの逆車に乗っていた頃は、そのパワーをフルに引き出す方法より、まずは・・・
「自分は今まさに、フルパワーのバイクに乗っている」
・・・という、絶大なる安心感というか、ゆとりというか。
そこに、他者との比較など、どこにも存在しない。
人によっては分からんが、少なくとも自分はそういう比較など、しなかった。
必ずしも、バイクのスペックを常に、マックスまで引き出す必要などない。
仮に、125ccのバイクでも、どうです・・・!?
レブ近くまでキンキンに引っ張ったら、法定速度など遥かにオーバーするでしょう?
そういうバイクが、世に普通に出回っている事が、世の中の矛盾の一つ。
ただ、そこに「めくじら」を立てる必要もない。
現状で選べる、好みのバイクを選んで、楽しく乗ってりゃ良い。
そして、「大型は良いぞぉ〜」と、クソ余計なお世話をしてくるヤツ。
もう、喋るな・・・黙ってろ。
オマエに大型を勧められなくても、その人はきっと分かってる。
好きで小中排気量のバイクを乗ってる人も、たくさんいる。
オマエなんぞが、「あの小さいバイクに乗ってる人に、大型の良さを説いてやろう」などと思わずに。
「きっと好きで、小さめの排気量のバイクに乗ってるんだろうな」
程度に、思っておけ。
そのほうが、お互いの為だ。
と、まぁ・・・新年早々・・・
バイク乗りへ、ちょっと言わせてもらいました。
大型を勧めるのは、余計なお世話。
ハイパワーを使いこなせるかどうか、問いただすのも、余計なお世話。
つまり似たもの同士、「ドッチもドッチ」って事だ。
最新型のハーレーって、排気量は2000ccに近いんでしょう!?
それに対して、どうだのこうだの、言いませんよ?
だってさ、余計なお世話ですからね。
結論
バイクの排気量は関係ない。
ましてや、他人さんの愛車の排気量など、オマエがとやかくいう必要ない。
思うところはあっても、微笑ましく黙って眺めていればいい。
黙って自分の愛車で、楽しく走ってりゃあ良い。
カドが立つならそれは、コミュニケーションでもナンでもない。
そっとしておけ。