バイク乗りの皆さんは、ほぼ100%「行き付けのお店」があるかと思います。
愛車の新旧問わず、マシントラブルが発生したら相談するお店。
悪い例の典型として・・・
ホンの数年前に新車で買った車輌に、何やら自動的に診断する機能が備わっていて・・・
とあるエラー表示が出るようになり、買ったお店に相談すると・・・
「ウチ、もう看板を下ろしたんで、出来ないっす」
・・・という返答・・・。
いやいや、看板は下ろしたと言っても、バイク屋としてはまだ健在でしょうに。
勘の良い人は、この時点でお気付きでしょう。
そう。
某・・・アメリカ製のバイクメーカー絡みの、あのネタです。
どう思います・・・!?
仮にも新車を自分のお店で売っておいて、看板を下ろしたから、もう見れないって・・・。
酷い話です。
じゃあ、その人・・・どうすれば良いっての・・・!?
無責任にも程がある。
いや・・・もう、そんなお店には用は無い。
そう判断する人が、ほとんどだろう。
やっぱり、お店選びは大事ですね。
売るだけ売って、あとは知らん顔。
そんなお店には、誰も用は無い。
客足も遠のくだろう。
一方、自分の愛車アーリーショベルは・・・
通常の販売とは。またちょっと違って・・・
所謂「フルカスタム車輌」です。
最も重要な、エンジンのフルOHに始まり・・・
こうして振り返ってみると、なんだか感慨深いです。
決して、売ってる車輌を、ポン♪と買った訳では無い。
イチから始まり、完成までしっかり見届けた。
貴重な体験をさせてもらった。
ビルダーのHさんだからこそ、出来た事。
決して誰でも簡単に出来るって訳ではない。
Hさんの腕を知っているからこそ、Hさんに依頼した。
そうでなければ、依頼しない。
ハーレーのエンジンOHすら、おぼつかないお店が多い中・・・
ご覧頂いているみなさんの中に、ご自身の大事なハーレーを今後も長く乗ろうと思ったら・・・
いつも行ってるお店が、まずは完璧にOHが出来るかどうか。
シャフトの芯出しをしただけで、それを「ウチはちゃんとこうやってOHしています」などと・・・
公言しちゃうようなお店だと、かなりマズイです。
「あなたのハーレー、調子よく三拍子出てますか?」
って言っちゃうお店と同じくらい、信用出来ません。
バルブシートへのアタリを出すために、ナニやら「タコ棒」なるツールで「パンパン」やってるお店と同じくらい・・・
オカシな話です。
人間の手でパンパンと、金属面のアタリを出そうとする行為って・・・
そんなんでアタリが出るなら、正常にエンジンが燃焼した時点で高速でバルブシートとバルブが衝突してるんですけどね。
その時点で、とっくにアタリなど出まくってるでしょう?・・・って話です。
また・・・三拍子=調子が良い
これが仮にも最適解だと言うなら、どこのお店でも推奨するはず。
看板が健在である大きなディーラーから、一人親方のカスタムショップに至るまで・・・
全てのお店で、そう推奨するはずである。
ところが、そうじゃない。
・・・これ以上は、伏せますが・・・
エンジンOHの際、まず何を考えるべきか。
フライホイールの芯出しをしたから・・・と言って、OHしてますと言っちゃうお店。
有名店でさえ、そんな始末だったりしますよ。
バランスとは、何たるか・・・
レシプロ運動とロータリー運動における、重量バランスをどう取っていくか。
車のタイヤも、バランスを取るでしょう?
デタラメなホイールバランスの車だと、とても走れません。
それと全く同じ事。
クランクケースの中で、あの重たいフライホイールがグルングルンと回転してるんです。
ナニがどうなって、フライホイールを回転させているか。
バランスは絶対に疎かに出来ないです。
エンジンのライフに直結するからです。
短命で終わってしまうエンジンを、何機も見て来ているHさんだからこそ・・・
バランスの重要性を大事にしているんです。
本当に、お店選びは大事です。






