もう少ししたら、ショベルヘッドが完成します。
あとは、無駄に待たされる、「車検を取るまでの審査」みたいな。
膨大な書類を提出し、「車検を受けに来ても良いよ」と、許可を得る必要が。
つまり、愛車が完成してから、その許可が下りるまで、少しのタイムラグを伴う訳ですね。
何週間か・・・それとも何ヶ月か・・・
何ヶ月も掛かったのでは、季節的に乗車は不可能。
あぁ・・・早いとこ、許可が下りてくれれば・・・
さて、今でこそバイクとして完成形に近づいた、我が愛車ショベル。
当初は、こんな状態でしたよ。
しばらくの間、工場の片隅で静かに出番を待っていた・・・
ナックルヘッドのフレーム。
当初、レプリカとばかり思っていたら、よくよく調べると・・・
本物のビンテージ
・・・な、フレームと判明します。
ビンテージか、レプリカかを判別するためのポイントが、いくつかありますが・・・
複数箇所、その「証」が発見されたので、これはもうビンテージフレームで間違いない!と。
ただし、ここからは賛否が分かれるところですが・・・
実はこのフレーム、「アンカットフレーム」ではないんですね。
アンカット・・・つまり、オリジナル状態から全く、一箇所もカットしていないフレーム。
このアンカットフレームであってこそ、その価値の真価が問われる!と。
ところが今回採用した、このフレームは・・・
あちこちと、カットされているフレーム。
人によっては、「カットされているフレームは、あまり価値はない」と。
それ以外の人は、「カットされていようが、ビンテージはビンテージ」。
つまり、カット行為は、そんなに重要視していない、という訳ですね。
自分も、そうです。
当時のまま・・・といっても、実に80年以上とか、それくらい前のフレームです。
80年前の鉄パイプの集合体に、現代でも通用するだけの強度があると・・・!?
そこで、現代でも少しは安心して乗れるよう、クラックを溶接し直したり・・・
補強パイプを交換してみたり。
そして、パテを盛って表面を滑らかにし、キレイに塗装をし直しまして・・・
今日(こんにち)に至る訳です。
何ヶ所か、カットされているとは言え、当時のフレームが時を超えて蘇る。
・・・色んな思いが交錯します。
エンジン・ミッションも、ざっと50年ほど前のモノです。
摩耗品・消耗品の一部は、新品に交換していますが・・・
いかんせん、約50年前のもの。
「そんな古いもの・・・大丈夫か?」
という不安よりも・・・
旧いハーレーを現代に甦らせて、元気に走ってくれる姿を想像しただけで・・・
なんだかワクワクします♪
それが現実となった時。
そう・・・もう少ししたら・・・
このブログも、備忘録・回顧録ふうにシフトして・・・
我が家の子供達への道標として、残していきます。