これまで一体、幾つのサドルバッグを作った事か。
ツールバッグや小物入れを含めると、十(じゅう)に届くか・・・ってトコ。
ただ、今回のサドルバッグは、終のハーレー・・・ショベルに装着するバッグ。
今まで以上に、丁寧に作ろうと思います。
まず・・・リベットを打ち、固定していきます。
リベットの数・・・15個。
ぶっちゃけ、全てリベット留めすれば、縫う手間は省けられます。
が、それはちょっとね・・・
(^_^;)
あとは、リベットの間を、手縫いで結合させていきます。
都度、縫い終わりを炙って留めているので、ポツポツと黒い斑点状の塊が見えます。
縫いにくいカーブ部分を先に縫い上げ・・・
リベットとナイロン糸の接合は、それなりの強度があるんだと思います。
リベットで、糸の「ほつれ」を抑止して、経年劣化によるリベットの外れを、縫い糸で補う。
互いの欠点を、お互いに補うようなものなんでしょうね、きっと。
ちなみに、糸は「ロウ引きのナイロン糸」を使っています。
で、次なる手順は・・・
縫い終わりの段階で、こんな状態なのですが・・・
*画像はまだ、縫い終わりではないですが、同じような見た目になります。
この状態は、言わば「裏返し状態」なので、表向きにひっくり返さなければいけません。
ところが、4mmの極厚レザーが、固くて実に厄介なんです。
乾燥している、このままの状態では、表向きにひっくり返す事はほぼ無理・・・。
そこで自分は、いつも・・・
こうやって、ドップリと水に浸けます。
こうする事で、固かった革質がグニャグニャになり、硬い縫い目付近も容易にひっくり返す事が出来るようになります。
こうして比較的簡単に、ひっくり返し・・・
この時点で既に、どことなくバッグの面影が見て取れます。
あとは、水から取り出して、乾燥させる行程で、多少なり完成形に近くなるよう成形しておきます。
ドップリと水に浸けたレザーは、1日〜2日置きたいので・・・
乾燥を待ってから、バッグの背中部分〜フタ部分との縫い合わせです。
先程も言ったように、バッグとして「良さげなもの」に仕上げたいので・・・
フタの補強と装飾を兼ねたパーツを縫い付ける予定です。
同時に、ベルトのバックルを仕上げていきますか♪
そんな訳で明日は、その行程に取り掛かるとしますかね・・・。
(*´ω`*)