腰上のうち、ロッカーカバーとシリンダーヘッドの、塗装剥離が終わりました。
かなり厄介な塗料だったらしく、相当苦労したとか(汗)。
まずは、剥離直後の様子です。
ただ、ヘッドについては、使えるかどうか検査する必要がある、と。
ところにより、溶接痕があり、それが影響あるかどうかで、使えるかどうかが判明するようです。
あと、シリンダーですが、これも現状では再利用する可能性も。
シリンダーに関しては、社外品より純正品のものが、圧倒的に信頼度が高いそうです。
青く塗装されていたシリンダーは、どうやら純正シリンダーのようで。
これも検査次第で、使うかどうか判断します。
それと・・・
車輌の方向性について、再度打ち合わせをしました。
ショベルの排気量は、1200ccと1340ccの二種類があり・・・
今回のメニューに組まれている、「キックスタートオンリー」という希望に対し・・・
本当に迷いなく、進めて良いのかどうか・・・
Hさんが気にしていまして。
これはもう、当初の考えから何も変わらず。
1340cc
一択です。
やはり、キックの重さが、排気量の差に影響するらしく。
1340は、やっぱりキックが重たい、と。
寒冷時期なら尚更、キックが重く感じるようです。
が、これも全く迷いはありません。
そのように伝え、明確な方向性を示させて頂きました。
一切、迷いは無い、と。
自分の要望に反して、作業を進め、やがて納車を迎えても・・・
心残りどころか、最悪後悔すらしかねない。
「やっぱり、こうしておけば良かった」
そうなるのは、避けたいです。
今回のショベルは、あたかも「退化」するかのような、そんなコンセプトとも言えます。
サスペンションは無いし・・・
キックオンリーだし・・・
当然、インジェクションなどではないし・・・
そして、ロッカークラッチだし。
一見、退化ばかりが目立ちますが・・・
全てが楽しみです。