最近、自分が感じるところとマスコミが追いかける「世論?」と言うものの乖離をとても感じるところである。
その1。前にも書いたけど、「エコ」。
エコ問題で一番許せないのが、「最終消費者が一番率先して」という風潮である。
現在のエコロジーの問題を引き起こした一番の原因は、言うまでもなく産業の発展である。それに伴う資源消費の増大及びいわゆる環境汚染。
原油流出事故など、その最たるものである。
地球を自然に戻すのであれば、一番根本的な方法は環境破壊の現況である「ヒト」を抹殺してしまえば間違いない。
でも「ヒト」として、それはできない。
ではせめて、資源消費を増大させる産業を鈍化させることはできないのか。
それが「エコ」ではないのか。
例えば、ここ100年で一番使っている資源、電気。
話は別に、これを「エコ電球にしましょう」「風力発電にしましょう」等という単純なものではない。
世の中「エコ」「エコ」と騒いでいる反面、AV機器を始めとするハイテク製品やいわゆる「家電」がもてはやされる。むしろ「地デジ対応需要」「家電ブーム」である。
発電所もどんどん増強されてきている。
実際、「産業」は何一つ歩みを緩めてはいない。
その上で、あたかも「消費者の少しの努力で大きな効果」的な装いで論述する。
アホか。全く同調できない。
例えば、車の排気ガス。
汚染に対する一番の対策は、ハイブリッド車の導入なんかではない。
自動車総数の削減、これに尽きる。
生産台数の削減、中古車の全面廃棄。徹底した排気ガス規制。などなど。
でも自動車製造会社、多少の淘汰はあるもののいまだに大きな売上を誇っている。
エコのためには、アメリカのG●つぶしとけ、日本のTOYOT●つぶれとけ、と思ったのは私だけか?
皆さん、消費者としては、エコなんか全く気にしなくて良いです。
現在の風潮は、ただの産業側のエゴに過ぎません。
産業側で根本的な対策がなされない限り、一般消費者の活動による地球環境への影響はきわめて微々たるモノであるから。
産業側の方、自身の仕事をなくす(あるいは大幅に淘汰される)つもりで取り組めないのだから、余計なウソは止めて欲しい。
産業の発展と環境破壊はそもそもが「対」なのですから。
まやかしに騙されてはいけない。
これが、少なくとも私の中での正論。
他にもいろいろ思いはあるが、「その2」以降はまた別の機会に。