ムスコ名義の、新しい銀行口座を作りに行ったのですが、


口座開設って、すごい時間がかかるものですね。


ムスコは学校に行っていて、本人がいないので、


僕は「代理人」ということになるからでしょうか。


「5分かそこいらで終わんだろう」とおもっていたため、


昼食前に行ってしまって、空腹で倒れるところでした。


僕の限界が近づき、銀行のカウンターの上を、


小さなおじさんのような妖精、若しくは妖怪たちが、


走り回る姿を見え始めて、もうダメだ、事情を話して、


一度家に帰ろう、とおもっていると、名前を呼ばれて、


無事に新しい通帳を手に入れる事が出来ました。




帰宅してベーグルを食べて飢えを満たすと、


家にまでついてきてしまった、


小さなおじさんのような妖精、若しくは妖怪の姿も消え、


生き返ったような気持ちになれました。






口座なんて、しばらく作ることもなかったのですが、


これを作ったときに渡される「預金規定集」。


銀行によって名称は様々だとおもいますが、


この口座を使うにあたっての注意やら決まりやらが、


事細かに書き記されている冊子のようです。




通帳サイズの冊子に、2mm角程度の文字で、


ほぼ余白もなくびっしりと、60ページ超に渡って、


この1冊の通帳に関する規定が書かれています。






僕が僕として産まれて生きて、両親のこと、


学校の思い出、兄との別れ、仕事のこと、


奥さんとの出会い、そしてムスコの誕生。


人生で起き、遭遇した様々な出来事。




すべて書き起こしたとして、


果たしてこの「預金規定集」の文章量を、


超える事が出来るのだろうか。






読むともなく、それのページを捲っていて、


そんなことを考えました。


決して「薄っぺらな人生を送っている」などと、


自分のこれまでを悲観している訳ではなく、


これからをもう少し濃いめに出来るように、


少なくとも銀行で渡される冊子には負けないように、


日々を送って行きたい。




そう思う、今日という休日でした。