来月の21日は、裁判員制度がスタートする日である。一般市民が刑事裁判に参加し、判決を下すようになる。仮に裁判員に選出された場合、辞退する事は容易ではない。私は候補者にすら入っていない身であるが、今から覚悟を決めておかねばならないのだ。
覚悟が必要となる理由は、裁判員制度が適用される事件にある。対象となるのは、殺人・強盗致死傷・危険運転致死傷など、人の命が失われた(失われた危険性があった)重大な事件だ。
つまり死刑など、非常に重い刑罰が伴うものである。
私は加害者に対して厳しい見方をしがちだが、被告の置かれた状況などを知った際、どう考えるだろうか?厳罰が適切と思われる事件であっても、同情すべき点がある被告に対し、厳罰を下すべきとの意思表示ができるだろうか?裁判員が参加するのは第一審のみだが、控訴・上告が無かった場合、自分の判断が最終的な判決につながる事になる。
自分の意見によって、被告の死刑が決定する事もあり得るのだ。
私は「犯罪者には厳罰を下すべき」の姿勢をどこまで保つ事ができるのだろうか?厳罰に固執してはならないものの、裁く側になった際にトーンダウンするのもおかしい。覚悟を決めておかねば、正しいと思えるような判断は下せないだろう。場合によってはマスコミの情報に流されてしまうかもしれない。人の命が関わる話ゆえ、そうならないように覚悟を決めておきたい。
では、また機会があれば。