令和6年(2024年 辰年)

新年あけましておめでとうございます。

昨年、2023年は「子どもの食事 50の基本」(ダイヤモンド社)が好評で、夏ごろから、本を読んで受診を希望される方が増えて2ヵ月先まで予約がいっぱい、という状況になってしまいました。

以前から当院にいらしてくださっている患者様方には予約がとれない、というご不便をおかけしてしまい、新規の患者様方にも初診までお時間がかかってしまってご迷惑をおかけしており、申し訳ありません。

発語・発達が遅れている、偏食、チック、癇癪(かんしゃく)、ADHD、ASD(自閉症スペクトラム障害)、起立性調節障害などでお悩みの方には、本来は「早期発見、早期介入」すべきなのに、なかなか受診までたどりつけなかったり、病院・診療所によっては「様子をみましょう」といわれてしまって時間が経ってしまうのは同じ医療者として申し訳なく思います。

12月に一部メディアでニュースにもなっていましたが、子供の発達についてお悩みの方々が初診まで半年待ち、地方では2年待ち、病院・診療所によっては新規受付当面不可、というところもでてきています。お悩みの方々には辛い状況で、胸が痛みます。

上記のお悩みのすべてではありませんが、中には、貧血(鉄欠乏性貧血、亜鉛欠乏性貧血、たんぱく欠乏性貧血)やビタミンD欠乏症などが関係していることもあるので、当院では検査をしてご指導をしており、数か月ほどでお困りごとが改善するケースが多いです。

あらためて、わたしたちは食べるものでできている、と感じています。

2024年が、皆さまにとって、しっかりと栄養と睡眠をとって健やかな一年になりますことを祈っております。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

伊藤明子(いとうみつこ) Mitsuko Itoh MD, MPH
赤坂ファミリークリニック院長, Akasaka Family Clinic

新年、2023年が明けまして、おめでとうございます。
本年もみなさまにとりまして平和な健やかな一年となることを願っています。

さて、今月11日に、新刊本がでます。
『医師がおしえる子どもの食事50の基本 脳と体に「最高の食べ方」「最悪の食べ方
」』(ダイヤモンド社)です。

最新の研究論文やデータに基づいて、子供の脳と体の発達のためのお勧めの食べ方と、で
きれば避けたい食べ方を、忙しいママたちパパたちにとって読みやすくわかりやすくまと
めたものです。(編集の担当者の方々が読みやすくしてくれました)

巻末には、各ポイントの根拠となる研究論文が参考文献としてずらっと並んでいます。
すぐにとりかかれる簡単なレシピもついています。

何をどうたべるのがよいのか、特にネットでの情報が最近、より錯綜してきているので一
度整理して、どの情報が研究されているのか、を確認していただくのはよいと思います。

新型コロナの影響を受けて3年、私たちの日々の過ごし方や食べ方にも影響があり、世界
的に、以前よりも不安症や肥満・脂肪肝などが増えています。
食べ方、動き方を家族みなで見直して、より健康な心・脳・体を作って、子供の自己実現
を応援したいです。

医師が教える 子どもの食事 50の基本 脳と体に「最高の食べ方」「最悪の食べ方」

どうぞよい一年をお過ごしください。
2022年6月で当院は開業から5周年を迎えました。7月にはNPOの5周年でした。
ひとえに、ご来院くださる患者さん方、ご利用者の方々のおかげです。
もちろん、スタッフ・職員がいなくても続けることはできませんでした。

決して平坦で楽な5年間ではなく、危機を幾度か乗り越えながらですが、なんとか5年間もちました。

東大病院で研修医をしていたときに研修担当の先生から教わったことがあります。

「わたしたち医者は、患者さんから教えてもらっている」と。
医者は「先生」と呼ばれるけれども、患者さんが本当の「先生」だ、と。

その言葉を自分のクリニックで5年間診療をしてきた中で実感しています。
ある処方への患者さんの変化、こちらのアドバイスによる患者さんのその後、を教えてい
ただいて、その処方を選んだことの答え、こちらからの声がけの効果がわかります。

当院の血液検査で栄養状態を診ると、ほぼ全員がビタミンDが不足しており、多くの方で鉄、亜鉛、オメガ3、ビタミンB群の低下や欠乏がみつかります。

その後、保険処方やサプリメンテーションや食事で1ヵ月あるいは3ヵ月経過後、小児の患者さんではかんしゃくが減った、指示がとおるようになった、集中するようになった、大人の患者さんではいらいらしなくなった、いつのまにか歩くのが早くなった、などなど報告をいただいています。

半年後あるいは1年後のフォローの血液検査で数値の改善がみられ、実感としても数値でも変化がみられるのは嬉しいものです。

この5年間で当院周辺の環境も変化してきました。
向かいにあったホテルが取り壊され、これから6年間かけて当院のビルの前に新開発のコンプレックスが建ちます。

新しいビル竣工のころ、赤坂ファミリークリニックはどうなっているか読めませんが、これからも、患者さんに寄り添った医療ができるよう努めたいと思います。

2022年(令和4年)8月   いとうみつこ
あけましておめでとうございます。
この令和4年がみなまさにとりまして健やかな明るい一年になりますようお祈り申し上げます。

新年早々、新型コロナの感染者数急増と報道されています。
当院でも通常の診療スペースと別の動線で「発熱外来」を設けており、お正月第1週から発熱患者さんのご受診が数件ありました。

コロナの当初のニュースから2年近く経過している中で、世界中で研究が進み、新型コロナ関連の論文数は20万本以上、コロナの治験関連の論文だけでも7200本以上でています。
研究のおかげで、コロナに限らず、感染を少しでも抑えるために日常生活でできることもたくさんわかってきています。

① トイレのふたはしめてから流す:
コロナに限らずウイルスは私たち人間の分泌物・排泄物に含まれます。無症状でもウイルスを体内にもっていることもあるので、トイレを流す前にトイレのフタを必ず閉めるクセをつけることも大切です。
https://www.sciencedaily.com/releases/2021/11/211103115427.htm

② トイレ後の手洗い:
アルコールでシュッシュッと手指をこする習慣がついているので、トイレの後に流水と石鹸での手洗いを省略しているひとをみかけます。新型コロナウイルス自体はアルコール消毒が有効ですが、冬に流行するほかの感染症のウイルスの中にはアルコールが効かないウイルスもいます。特に胃腸炎に関連した病原体はアルコールが無効のものもあるので、トイレ後は必ず、石鹸と流水で手を洗いましょう。

③ ビタミンD、亜鉛などの栄養
ビタミンDとコロナについての論文は100本以上でています。
ビタミンDの血中濃度やサプリとコロナの重症度は関係がない、と結論づけた論文も中にはありましたが、多くが、ビタミンDが不足・欠乏しているとコロナにかかりやすく、かかったときの重症化率が上がるというものです。複数の研究で示されているビタミンDの重要性について紹介します。ウイルスはわたしたちの細胞の表面にくっついて細胞の中に入り込んで細胞ごと乗っ取るのですが、新型コロナウイルスが私たちの細胞にくっつく「アンテナ」(ACE2)からの経路をビタミンDが止めてくれることが分子レベルで示されています。




Clin Nutr ESPEN. 2021 Dec;46:21-32. (ビタミンDが細胞表面のACE2をブロック)

  また、亜鉛と新型コロナについての論文も50本以上でています。亜鉛が不足・欠乏している日本人は多いので特に注意したいものです。亜鉛の採血は保険ででき保険適用の亜鉛製剤もあるので、自分の亜鉛レベルを把握して必要に応じて亜鉛を補充できるとよいですね。
(コロナに罹った人たちの方が、亜鉛が低かったことを示す論文の図)




コロナとの生活が長引いていますが、手洗い、食事と栄養、十分な睡眠など、自分でできる対策で乗り切りましょう!




【赤坂ファミリークリニック】
糖化、老化予防、アンチエイジング、栄養療法、発達障害、自閉症、音楽療法についてのご相談や診察を行っている赤坂ファミリークリニックはお電話1本でご予約できます♪
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『医師がすすめる抗酸化ごませいかつ』伊藤明子著アスコム刊

ごまには美容健康成分がたっぷりと含まれています♪
もしご興味があれば毎日の献立の参考にしていただけると幸いです。
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抵抗力が高く心のしなやかな子どもを育む食事について紹介いたしました拙著
『小児科医がすすめる 最高の子育て食』講談社刊もございます。ご参考になれば幸いです。
●疲れやすい、お肌や髪のトラブル、思考力の低下などの症状を美味しく簡単にケアできます。

ご訪問ありがとうございます。赤坂ファミリークリニック院長、伊藤明子です。

梅雨は湿気や気温の変化などが原因でお身体やメンタルの不調が出やすい時期です。

これから夏にかけて蒸し暑くなっていくので食欲がなかなか出ない時も多くなりそうですね。

食欲が落ちると栄養不足になりやすいので、必要な栄養素を効率よく摂取するひと工夫ができるといいですね。

いま現在、疲れやすい、キズが治りにくい、肌や髪のトラブル、集中力・思考力の低下、消化不良・代謝不良などの症状がある方は、タンパク質不足が原因かも知れません。

私たちのカラダは、水分と脂質を除くとほとんどがタンパク質でできています。摂取したタンパク質は、体内でアミノ酸に分解されて吸収され、そのアミノ酸が材料として筋肉や臓器、遺伝子、そして脳内ホルモンまで含め体内で多くの役割を担っています。

なので、タンパク質が不足すると体だけではなく心にも影響があるのです。

そこでおすすめなのが、前回のブログでもご紹介いたしました「えんどう豆たんぱくパウダー」です。




ふんわりとした、やわらかな質感のパウダーなので、豆乳やアーモンドミルク、オーツミルク、牛乳などの液体にそのまま混ぜて手軽に摂れます。

アレルゲンフリーなので離乳食や介護食にも最適です。毎日のタンパク質補給として、食欲がない時や病後にも、何にでも混ぜて食べられます。

お菓子作りにも使えますので、お子さまのタンパク質不足を補うのに最適です♪

●お湯、豆乳、アーモンドミルク、オーツミルク、牛乳、ココアドリンク等にまぜる
●スムージーに混ぜる
●お味噌汁に入れる(お椀に混ぜるだけ/追加加熱や調理は不要)
●朝のシリアルに混ぜる
●ヨーグルトに混ぜる
●ご飯に混ぜる
●シチューやカレーに混ぜる
●高たんぱく低糖質のプロテインパンケーキを作る
●プロテインクッキー、プロテインスティックを作る
●お好みやきの粉として使う(高たんぱく低糖質お好み焼き)

※パウダーを直接お口に入れるとむせる危険があるのでご注意ください。

ご注文、お問い合わせは以下のお電話番号より承っております^^

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【有機・無添加「植物性プロテインパウダー」のご案内(離乳食、介護食、美容食にも最適です)】

ご訪問ありがとうございます。赤坂ファミリークリニック院長、伊藤明子です。

タンパク質が不足・欠乏している患者さんが、当院の患者さんの中にもけっこういらっしゃいます。

タンパク質は筋肉や骨を作るだけでなく、感染と戦う抗体や、幸せホルモン、やる気ホルモンなどの脳内ホルモン(神経伝達物質)の材料になります。さらに、皮膚や髪の毛の材料でもあるので、体、心、脳、美容にも必須なのです。

拙著やこのブログでも、「タンパク質が不足・欠乏しているときは、卵・魚・肉・大豆食品を組み合わせて毎食てのひらいっぱい分、食べてください」とお伝えしていますが、タンパク質食材をしっかり食べるのが難しいと感じる方も中にはいらっしゃいます。

市販のプロテインパウダーにもよいものがありますが、添加物が多いのが気になっていました。植物性の有機のタンパクパウダーもありますが、タンパク含有量が50%です。

このたび、以前から計画していた有機・無添加の植物性のプロテインパウダーをご案内できることになりました。

ベルギー産のグリーンピースを濃縮パウダーにしたもので、タンパク質含有量は82%です。大さじ2杯で約13gのタンパクが摂れます。

甘味料なども何も添加していません。

高タンパクシリアルと混ぜたり、豆乳やお味噌汁やシチュー、ハンバーグに混ぜるなどして摂取していただくことをお勧めします。

アレルゲンフリーなので離乳食や介護食にも最適です。毎日のタンパク質補給として、食欲がない時や病後にも、何にでも混ぜて食べられます。

お子様のヘルシーおやつとしても、プロテインクッキーやお好み焼き、焼き菓子などに使えます。

ぜひお試しください。

ご注文、お問い合わせは以下のお電話番号より承っております。
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【夜、なかなか眠れないのは自律神経が乱れているからかもしれません。】

ご訪問ありがとうございます。赤坂ファミリークリニック院長、伊藤明子です。

4月は年度がわりにともなう異動やお引越し、お子様の進学や進級などで生活が変わった方も多いのではないでしょうか。

4月25日からは4都府県を対象に緊急事態宣言も発令されましたね。

新生活のはじまりや新型コロナウィルスに関する報道などによって、知らず知らずのうちに心や身体に疲労が溜まっている方が少なくありません。

これらのストレスや疲労は、自律神経の乱れにつながります。

自律神経が乱れると、
・なかなか眠れない
・目が乾燥する(ドライアイ)
・口が渇いてパサパサになる(ドライマウス)
・ものがうまく飲み込めなくなる

などの不調があらわれます。

自律神経には、昼や活動しているときに活発になる交感神経と、夜やリラックスしているときに活発になる副交感神経があります。

ストレスの多い日常に生きていると、交感神経が活発になりすぎ、副交感神経への切り替えがうまくいかず、上記のような不調を感じるようになります。

ドライアイには目薬もいいですが、泣ける映画などを観て涙を流すのもとても良いですよ。たくさん泣いたあとに眠気を感じたことはありませんか?
涙を流すことは目が潤うだけではなくストレス発散にもなり、泣いたあとは副交感神経が優位になるので眠りやすくなるので一石二鳥です。

ドライマウスは水分の摂取を心がけていただくのが一番です。
ものがうまく飲み込めなくなっている方は、良い漢方がありますので、当クリニックにお気軽にご相談くださいね。

夜、なかなか眠れない方は、ベッドに入る前にお水やそば茶、麦茶などのカフェインが入っていない水分を1から3口飲んでみてください。
それだけで、副交感神経が優位になります。
また、眠れないと次の日のお仕事や予定を考えて焦ってしまいがちですよね。
その時は、電気をつけたりスマホをみたりせずに、目を閉じて、暗いまま静かなところでゆったりと横になったままでいてみてください。
それだけで、脳波が下がって副交感神経が優位になります。
眠れないことにとらわれたり、眠れない自分を責めなくて大丈夫です。
また、横になったまま呼吸も意識してみましょう。ゆっくりと4秒で息を吸って、6秒ではきます。このとき、口でシャボン玉を膨らませるように優しく息をはきます。
たかが呼吸と思われるかもしれませんが、試してみるととても心も身体もリラックスできますよ。

自律神経のトラブルはちょっとしたセルフケアで解消できることもあるので、ぜひ試してみて下さいね。

また、ふだんの何気ない不調が、病気のサインの可能性もあります。長引くようでしたら、病院を受診することも大切です。

当クリニックでは、血液検査をもとに、サプリメントや漢方などで不調にアプローチしています。ご興味があればお気軽にご相談ください。

【赤坂ファミリークリニックからのお知らせ】臨床心理士の成瀬先生の勤務日が、金・土から、火・金・土に増えました。カウンセリングのご予約もお待ちしております。

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赤坂ファミリークリニック院長、伊藤明子です。

先日、東京慈恵会医科大学に行く用事があり、改めて、慈恵の創設者である高木兼寛先生に思いを馳せました。

高木先生は1849年宮崎生まれの医師で、イギリスの医大に留学をして全人的に患者さんを診る臨床医学を学び、帰国後海軍軍医総監となった人です。

当時の日本は国民病とよばれる脚気に罹患してしびれや麻痺や死亡する人が多く、軍兵も脚気で命を落としていました。

高木先生は軍兵たちの白米中心の食事に注目し、肉や野菜を食べる英国軍には脚気がなかったことから栄養が関係しているのではないかと考えて、海軍兵に肉、野菜と麦飯を供するようにしました。

一方、陸軍は細菌学が盛んなドイツ医学を学んだ森林太郎先生(森鴎外)が率いており、森先生は脚気は菌によるものと考え、食事の工夫はなされず、日清戦争では陸軍の脚気により約4000名が命を落としてしまったのです。海軍の脚気での死者は1名だったとのこと。

その後、ビタミンB1が1911年に発見され、脚気がビタミンB1の欠乏によっておきることがわかりました。
高木先生はのちに「ビタミンの父」と呼ばれ、「病気を診ずして病人を診よ」(病気だけに注目するのではなく、患者さんの人となり全体を診るべきである)という言葉を残しています。

現代では、ビタミンB1の欠乏で脚気になる人は極めて少ない(ゼロではありません)ものの、栄養素の欠乏・不足で不調になっている方はとても多いです。ビタミンやミネラルは30以上もの微量栄養素ですが、たった一つでも欠けていると成長発達を妨げ、具合が悪くなってしまうので、気を付けたいものです。

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赤坂ファミリークリニック院長、伊藤明子です。

だんだんと日差しがあたたかくなり、春の気配を感じられるようになりましたね。

実は、春は心の疲れが出やすい時期でもあり、今年は特に去年から続くコロナ禍の緊張感による反動が今頃から出てくるといわれています。

「最近、やる気がでないな」
「以前のように頑張れなくなったな」
「心身ともに疲れやすくなったな」
「なんだかイライラするな」
「ショックな出来事から立ち直るのに時間がかかるな」

など、心の不調を感じたら、無理せずにいつもより多めに休んだり、
たっぷりと睡眠をとるなど、体の不調と同じように早めにケアをすることが大切です。

また、実は心の不調には「腸の健康」も深く関わっています。

善玉菌がしっかり働き、腸が健康になることは、単にお通じがよくなるだけではありません。

ストレスを感じるとお腹が痛くなったりするように、腸は脳とつながっていて、この関係は、「腸脳相関(ちょうのうそうかん)」と呼ばれます。

腸を元気にすれば、心のコンディションにも効果があるということ。

そして、最新の研究で、「ごま」に含まれるセサミンが腸内の善玉菌を増やすことが明らかになりました。

さらにごまには食物繊維も豊富に含まれているので腸活にとても有効なのですね。

上記の研究でも、セサミンを摂取して善玉菌が増えたマウスは、摂取していないマウスよりもストレス起因性の異常行動が少なかったという結果が出ています。

また、このブログの下で紹介しております拙著では、「抗酸化みそごま」で味噌の腸活パワーをとりいれる方法も掲載しております。

もしよろしければぜひご参考になさってください。

さまざまなストレス要因に囲まれた現代社会では、腸の健康が崩れがちです。

お腹を冷やさないように気を付け、ごまで腸内環境をフォローしてあげてくださいね。


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新年明けましておめでとうございます。

昨年は1年間、世界全体にとりましてもお一人お一人にとりましても大変な一年間でした。

本年が皆様にとりまして健やかな素晴らしい一年となりますよう祈念いたします。

感染症のパンデミックをストレスに感じた方も多かったことと思います。

新型コロナ以外にもストレッサー(ストレスと感じる元)があったことでしょう。
ストレスに対してどう反応・対応するかが心身の健康に影響をします。

自律神経はその名のとおり、自ら律して、つまり意志や根性とは関係なく「自然に、勝手に反応する」神経系として命名されたもので、『闘い・逃走モード』の交感神経系と、『リラックス・リリースモード』の副交感神経系があります。

ストレスがあると闘いモードになり、すなわち、心臓がドキドキ早くなり呼吸が浅く速くなり、眼を見開いて乾き、指先の血管が縮んで冷たくなり、胃腸は働きが鈍くなります。

リラックスモードでは心拍はゆっくり、呼吸も深くゆっくり、眼はうるおい、指先は暖かく、胃腸も働きます。

現代人の多くが、いつのまにかずっと「闘いモード」になったままで、リラックスモードに戻る方法を忘れてしまっているようです。

なかなか自力でリラックスモードになれない方にお勧めなのが、バイオフィードバック・ニューロフィードバックプログラムです。(略してBF/NFプログラム)

1960年代にアメリカで始まった方法で、自分の闘い・緊張具合を音やグラフで示してくれて、その音・グラフをみながらリラックスモードを体得していくものです。

以前はごつい音がなるデバイスでしたが今ではPCの画面をみながらゲーム感覚でできます。いつのまにかゆったりと落ち着いた状態を体得し、自然に力を入れずに集中力を発揮するなどもできます。

ADHDのお子さんや大人、うつやパニック傾向の方、アスリート(オリンピック選手がピークパフォーマンスの獲得に使っています)にもお勧めです。

通常、20回を1プロトコルとして行います。(例:週に1回、約5か月)
当院では金曜、土曜に、臨床心理士の先生が一コマ45分(5500円:税込み)で行っております。
新年にあたり、新しいリラックスした自分を見つけませんか。

ご予約は窓口あるいはお電話でお願いします。当院の受診歴のない方におかれましては、一度、院長いとうの枠でご受診いただくようお願いします。

ご予約は以下のリンク、またはお電話にて承ります。

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