一言でデヴューと言っても、方法は腐るほどあるのが現実。
そして、デヴューしたとはいえ、名ばかりのものも腐るほどある。
それが、現実であり、避けられない事実である。
俺が考える、デヴューの成功方法は
まずは、自分たちのファンを全国に作る事。
これ以上の、成功方法はない。
レーベルに所属したからと言って、有名になるという考えは、正直、甘い。
現実は、そんなに簡単じゃない。
ましてや、ファンの少ないバンドにどうやってファンを付けるかは、多大な宣伝費と時間がかかる。
そこまでして、レーベルは…いや、俺の会社は、リスクを負いたくないのが正直なところ。
ファンがある程度付いているバンドは、実は、売りやすいのが俺が考えるところ。
何故なら、ファンが多いということは、口コミや、メディアの耳に入りやすいからだ。
もちろんあくまでこれは俺の持論であり、ほかのレーベルはどうかは知らない。
インディーズバンドは、全国に名前をある程度知ってもらう事が、実はデヴューまでの近道になると俺は考えている。
もちろんそれだけではないが…。
しかし、それはには、多大なツアー費とコスト、リスクを背負う事になる。
会場の手配から移動手段、宿泊費など、ライブの収益でまかなえるバンドはそうはいないのでは…。
少ない出資で、全国に名を売ることが出来れば、一番言いのだが…。
正直なところ、ある程度の出資なしで、名を売りたいと言う考えは、少なくとも、持たないほうがいいと俺は考える。
全国に名を売るとは有名になるという「ことではなく、自分たちの名前を、耳に入れておくということ。
デヴューしたときに、聞いた事がある名には、人間反応してしまうものである。
あくまで、俺の見解であり、決して、多大な費用をかけて、全国に名を知らしめろというのではないことは理解してもらいたい。
どうしたら、少ないコストで名を売る事が出来るのかを、俺は考える…。
それが、俺の役目なのかもしれない…。