一言でデヴューと言っても、方法は腐るほどあるのが現実。

そして、デヴューしたとはいえ、名ばかりのものも腐るほどある。

それが、現実であり、避けられない事実である。


俺が考える、デヴューの成功方法は

まずは、自分たちのファンを全国に作る事。


これ以上の、成功方法はない。

レーベルに所属したからと言って、有名になるという考えは、正直、甘い。

現実は、そんなに簡単じゃない。


ましてや、ファンの少ないバンドにどうやってファンを付けるかは、多大な宣伝費と時間がかかる。

そこまでして、レーベルは…いや、俺の会社は、リスクを負いたくないのが正直なところ。


ファンがある程度付いているバンドは、実は、売りやすいのが俺が考えるところ。

何故なら、ファンが多いということは、口コミや、メディアの耳に入りやすいからだ。


もちろんあくまでこれは俺の持論であり、ほかのレーベルはどうかは知らない。


インディーズバンドは、全国に名前をある程度知ってもらう事が、実はデヴューまでの近道になると俺は考えている。

もちろんそれだけではないが…。


しかし、それはには、多大なツアー費とコスト、リスクを背負う事になる。

会場の手配から移動手段、宿泊費など、ライブの収益でまかなえるバンドはそうはいないのでは…。


少ない出資で、全国に名を売ることが出来れば、一番言いのだが…。

正直なところ、ある程度の出資なしで、名を売りたいと言う考えは、少なくとも、持たないほうがいいと俺は考える。

全国に名を売るとは有名になるという「ことではなく、自分たちの名前を、耳に入れておくということ。

デヴューしたときに、聞いた事がある名には、人間反応してしまうものである。


あくまで、俺の見解であり、決して、多大な費用をかけて、全国に名を知らしめろというのではないことは理解してもらいたい。

どうしたら、少ないコストで名を売る事が出来るのかを、俺は考える…。

それが、俺の役目なのかもしれない…。

ブログを始めようとしたきっかけは、会社の専務の一言から始まった。

それまでは、ブログなど書こうとも、読もうとも思わなかった俺が、音楽関係のブログを書いている人の多さに驚いた。個人でバンドを組んでいたり、そのHP代わりにブログを使うケースが多いようで、たくさんのバンドも書いていることにも驚いた。


音楽とはいったい何なのだろうと、考えた事がある。

もちろん俺にとって・・・いや、会社にとっては、大切な商品ではあるが、やはり最終的にいきつく結論は、自己満足の癒しなのではないか。


自分の好きな曲を聴いていると、心が和んだり、幸せを感じたりと、感じ方は人それぞれ違うが、最終的には、自分の心の為であることに違いはないような気がする。


先日、とあるデヴューしたいと考えているバンドから、デモCDが送られてきた。

普段ならば、俺が目を通す事はあまり無いのだが、担当者から、常務にわたり、常務から俺にきた。


さっそくCDを聴いてみたが・・・


正直驚いた。

完成度が高い。


しかしながら、残念なのは、その彼ら自身の情報が足り無すぎた。

デヴューには音楽がよければそれでいいというわけにはいかない。


多くのバンドや音楽家たちは、そう思っているようだが、それは、間違いである。

音楽そのものが良くても、それを奏でている人物の人間性やアピールの仕方が重要なのである。


音楽がよければ、一時は反響があるだろうが、その人間性と、センスがそぐわなければ、なかなか難しいのがこの業界である。


音楽の完成度が高いバンドなど、正直、星の数ほどいる。

では、何故、デヴューできないのか?

疑問に思うところだが、これは、音楽家の完成とセンスが最終的にものをいうのである。


これからの時代、デヴューに何が必要かは、その音楽家を俺たちのようなレーベルが、宣伝していけるかにあり、その音楽家に特化したしたものがあるかどうかが重要になる。


CDを送られてきても、聴いているレーベルはもしかすると、少数なのかもしれない。

これはあくまで俺の考えだが・・・。


会社にはスカウトマンがいる。

音楽家を探し出す名人だ。


その彼らの目にとまることが、一番かもしれないが、現状スカウトマンも難しい顔をしている・・・


デヴューまでの近道とは、どんなところに転がっているのか、それを見つける手段を探したい。