建物の外に出てみると、辺りは薄暗くなりライトアップが始まっていました。
 

 
 
まずは先程の入り口近くにある森の中へ
 
 

 
 
えっと・・・
 
今、
 
夢の中?
 
って感じです。
 
 

 
 

 
 
周りに人が居なかったら異世界に迷い込んだような感覚になるでしょうね~
 
そして、
 
池の方へ向かってみると、
 
 

 
 
え・・・
 
なんだこれわ・・・
 
引き込まれるようだ。
 
 

 
 

 
 
そばでお爺さんが見惚れると言いますか、呆気にとられています。
 
解かりますよ~その感じ。
 
なんか神々しくすらあるもんな。
 
 

 
 
そして
 
メインの場所へ
 
 

 
 

 
 
そうか、
 
俺はここに来たかったんやな・・・
 
ここに呼ばれたんやな。
 
 

 
 
苦労して来た甲斐があった。
 
死にかけても来る価値があったな。
 
周りはカップルだらけでキャイキャイしている中、独り呆然と立ち尽くすオッサン。
 
最後にサザンクロス駅を見てから帰ろう
 
 

 
 
銀河鉄道の夜で乗客たちが下車していったように
 
あんな穏やかに死ねるんだったら俺もそこで降りたいと子供の頃に願ったな。
 
でも生きてここに自分で来れた。
 
俺は今の自分の為じゃなしに、あの時の自分の為にここに来たんだな。
 
親父に耳から血が出るほど殴られてベランダに蹴り出されて、泣いてたらウルサイとまた蹴られてよ~
 
死んだら少しは泣いてくれるのかな?と思っていたあの時の無力な自分をここに連れてきてあげられた。
 
良かった。
 
なんか自分の人生に一つの区切りがついたような気がするな。
 
もうあの時の事はええやないか。
 
ここに大好きなバイクに乗って来れたし、今の俺を誰が虐めれるねんって位に強烈に強くなったしよ~
 
もうええやんか。

・・・・・・
 
う~ん。

そうは思いたいけどやっぱり
 
そんな簡単に吹っ切れないか・・・
 
そんな簡単やったら苦労せんわな。
 
でも少し楽になった気がするのも確かですけどね。
 
まぁ~
 
あん時の俺も喜んでるわ。
 
さぁ~
 
行こ。
 
泥々のトレーサーで出発や。
 
 

 
 
出発して、しばらく走っていると
 
ギュル・・・
 
ギュルる・・・
 
ギュルるるるる~・・・
 
あ、
 
あれ?
 
なんか
 
めっちゃ腹が痛くなってきたんですけど?
 
現実に戻った途端にウンコしたくなっちゃう悲しいと言いますか単純な俺。
 
晩飯も買っていないし、宮沢賢治童話村近くに取った宿の近くにあるスーパーに駆け込んで、まずはトイレへ
 
もう凄いの。
 
噴射のような放出。
 
現実に戻った途端にリアル下品な悲しい俺。
 
ついさっきまでセンチメンタル・オッサンだったのに・・・
 
この身体が悲しいっすよ。
 
こりゃたぶん昨日の晩の鶏のスタミナホルモン焼きだろうな・・・あの肉、妙な風味があったもんな。
 
はぁ~
 
また選択ミスですか。
 
この旅で何回目やねん。
 
2回目の放出期がすぐそこまで来ている感があるのですが、地元スーパー巡りは外せないでしょ~
 
おお
 
ホヤや
 
 
 
 
ゆず入りナマコやって
 
ナマコ好きなんですよね~
 
 

 
 
いかなめろうやって
 
これは買って帰ろうっと
 
 

 
 
おやおや、寿司がお安くなっていますな
 
 

 
 
今日はお宿で独り寿司パーチーやな
 
ってゆうか、はよ出発せなヤバい。
 
妙に熱い屁がめっちゃ出るやん。
 
急げや急げ。
 
長い2日目が終わりました。