先に言うておきます。
ええ
転倒しました。
転倒と書いて「コケ」ました。
え?
ええ
そうですとも
私が
アタクシ本人がコケましたとも。
自分でも乗れてきてるなぁ~なんて調子コイてるこんな時に「飛ぶ」から気を付けないと~と思っているのに、しっかり飛んでまうというアホぶり・・・
このアホさは20代の頃から成長無しですなぁ
え?
ケガですか?
打撲くらいでほぼ無傷です。
じゃあ、たいした事ないコケ方で立ちゴケ程度なんじゃないのとお思いですよね~
ん~
それがねぇ~
けっこうイカツイやつなんですよ~
タイプとしては
「スピードウォブル」
ってやつでしてね~
これですわよ
ね~
なかなかイカツイでしょ?
死ぬるぅぅ~って思ったもんね~
で、マシンがこんな感じです。
グチャグチャっぽいですけど、割れた外装を外しているからで、エンジンガード様と何点かの幸運のお陰で軽傷で済みました。
ただ、そのエンジンガード様がグンニャリーニになってしまい、なかなか外せず最終兵器のグラインダーまで出動させちゃいましたよ~
状況としては
道路拡張工事の関係でシケインになっている場所がありまして、そこの道の真ん中に以前の白線が残っておりましてね~
めっちゃ雨が降ってたので、その白線上を通過する時に滑るかな~とは思ったのですが、今の自分ならばハイスピードで駆け抜けても大丈夫だと思っちゃったのが大失敗ですわ。
予想通りズルっときたんですけど立て直して、はい大丈夫~と思った瞬間にスピードウォブルですわ。
もうね~しばらく堪えたんですけど、修まるどころか振られが増してきちゃいまして、最後にはリヤが信じられん位に暴れだしてロデオ状態で身体が投げ出されましたよ~
幸運その1がしばらく耐えてる間に速度が落ちていた事
そして投げ出されてバイクと滑って行く時に、土砂降りだったおかげで路面の摩擦係数が低くスケートのように滑った事で身体もバイクもダメージが低かった事が幸運その2で
そして直線部分まで耐えたので真っ直ぐに滑っていき身体もバイクも何にも接触せずだった事が幸運その3で
上下ライディングウェアでガードが装着されていた事が幸運その4です。
これらの幸運が重なって「たまたま」被害が少なく済みました。
ほんまに「たまたま」ですわ。
だって、距離にして20メートル位は滑ってますからねぇ・・・
基本スピードウォブルはマシンの限界を越えた入力があった場合に起こるらしいので、無理させ過ぎちゃいましたねぇー
ゴメンね。トレーサーちゃん。
オフロードレースやってた頃はハイスピード走行時に路面のウネリで車体がフワッと浮いて、前後輪がずれて着地してしまった時なんかになったりしていましたが、路面が土な事やフレーム・ホイール剛性が低い事が要因だと思うのですが、直ぐに修まっていたんですよね~
まぁ~そん時はそっから更にアクセル開けるようなイカれ具合やったんがあるのかな?
今回、勉強になったのは自分が相変わらず「ど阿呆」だっちゅう事と、こんくらいがこのマシンの限界だと知れた事でしょうかね~
あとね~自分でも不思議な位に冷静でしたね~滑って行きながらも周りを見てバイクの位置を確認して何とか掴んで勢いを殺せないもんかなぁ~と手を伸ばしていましたし、勢いが落ちてきた時にその勢いを利用して立ち上がってからそのまま走ってバイクまで駆け寄ってましたもんね~
何でかそんな生き死にがかかった時にはいつも妙に冷静なんですよね~
多分、小さい頃にしょっちゅう親父に死ぬほどボコボコにされたあの経験からやろうな~
あの時も何でか痛みを感じず、ただオッサンが鬼のような形相で自分を殴るのを見ながら「何でこの人はこんなに俺が憎いんやろうかな?」ってただただ悲しかったもんなぁ~
アカンアカン・・・こんなん思い出したらあのオッサンをぶち殺したくなってくるのよ~
それはさておき
あぁ
修理せねば~
マシンと心の・・・