現在、トレーサー9GTのリヤタイヤに履いている純正のブリジストンT32ですが、もうちょっと使えそうですが、倒し込みに変な癖が出て乗りにくいので交換しちゃいましょうかね~

とかもっともらしい事を言いながらただ我慢できないだけなんですけどね~

では、開始です

こういった時にセンタースタンドが付いている車両は良いですよね~

トレーサー9GTのリヤアクスルナット径は32です。こんな大きいサイズ普通の方は持っていないですよね~



 

ですがタイヤ交換まではしなくてもチェーンの張り調整で使うと思うので、あっても良いでしょうね。


 

ソケットタイプもあるのですが、32mmの大きさになると差し込み角が大きくなるので普段使っているラチェットハンドルは使えないんですよねぇ~


あと、かなりのトルクで締まっているので延長用に鉄パイプがあっても良いかもです。

 

 

この位の長さのパイプがあると何かと便利な場面が多いんですよね~


で、


アクスルシャフトを抜いてみるとねぇ~これがめっちゃ軽いんですよ❗





パイプになっているので当然と言えば当然なのですが、アクスルシャフトがパイプなのは初めてなので驚きが大きかったですね。

勿論、大丈夫なのでしょうが剛性的に大丈夫なの?って思っちゃいますよ。




で、ホイールも外してみるとこちらも軽いんですよねぇ~




雑誌なんかで軽さは正義みたいに安直に書かれているので、それに影響を受けてかバイクの重量を言及されるライダーさんが多いですが、どんな時でも軽いから良いって訳ではないと思うんですよ。

特に我々一般道を走るライダーにとっては時に重さが安定感に繋がるって事もあると思うんですよねぇ~

このトレーサー9GTも酷道なんかの荒れた路面を走る時に神経質な感じがするのはこの軽量化が影響しているんだろうなと思います。




あ、イカンイカン。

こんなマニアックな話をブチ込むと途端にウザい風味になっちゃうのは判っているんですが、

バイクマスコミの薄~い忖度情報発信にイラッとくる事が多いので、ついつい突っ込みたくなるんですよね~

私の個人的な見解としては特にツーリングマシンには適度な重さがあっても良いのではと思っております。


あぁ~すいません。

話がめっちゃ脱線してしまいましたが、ホイールを外してビートブレイカーでビートを落とそうとするのですが、このタイヤめっちゃ硬いんですよ~❗

あまりにも落ちなくてビートブレイカーの金属部分が曲がっちゃいましたよ~




それでも何とかビートを落としてタイヤレバーで作業するもめっちゃくちゃ硬い❗

ビート部とサイドウォールが異常に硬いのでおそらく普通の腕力の方が手外しは無理かもしれません。タイヤレバーが曲がりそうですもん。

これは素直にタイヤチェンジャー案件ですな。

汗だくになりながらも何とかタイヤを外して新しいタイヤにビートクリームをたっぷりと塗布。




あまりの悪戦苦闘でリムガードを使いながら作業したのに、めっちゃ傷が入っちゃいましたよ~・・・

あぁ~あぁ~




まぁそこは後で油性の金ペンでも買ってきてタッチアップしときましょうか。

こんなに悪戦苦闘するのはホイール形状の問題なのかな?と思いながらも新しいピレリのANGEL GTを装着しようよすると片側なんてレバーを使わずとも手で押して入っちゃいました。




何度か記事で書いておりますが、トレーサー9GTの硬い乗り心地はサスペンションだけでなくタイヤも大きかったのかもしれませんね。

ですが、それはタイヤが悪い訳ではなくトレーサー9GTの「アドベンチャー&ツーリングモデルでありながら鬼速い」キャラクターに合わせた結果であるので決して間違っていないと思います。

悪いのは、そのコンセプトを理解せずに購入し快適性や利便性の部分までを求めてしまう私なのでしょうね。

このブリジストンのT32ですが、YouTubeでやたら速そうな方がスーパースポーツに履かせてサーキット走行していましたが、熱ダレを除けば充分な性能とおっしゃっていたので、そういうポテンシャルのタイヤなんですね。

ヤマハがコスト度外視で走りのポテンシャルを注入したマシンに、そのコンセプトに答えてブリジストンが市販品に手を加えたT32。

ソリッドなマシンにソリッドなタイヤ。そら私ごときが簡単に乗りこなせるマシンじゃないわな・・・

もっともっとマシンと真剣に向き合わないといけないなと思いつつも、ちょっとオッサン向きにソリッド感を薄める方向も考えていかないと疲れてまうな~

まぁ~でもね~そこそこ腕もあってフィジカルトレーニングもしている自分ですらこの状態ですからねぇ~素晴らしいバイクなのですが、Vストローム650みたいに皆さんにオススメするなんて無責任に感じてしまうマシンですよね~

そんな事を考えながら作業できる位にピレリのANGELGTは柔らかくてハメるの簡単でした。

外すの1時間、ハメるの5分ですわ。

あとはこの小さいタンクのコンプレッサーでビートが上がるかどうかですね~




と、思ったら一瞬で🆗❗




それだけでピレリ好きやぁ~

と、瞬間は思ったのですが、こういった柔らかい感じのタイヤは乗り心地は良いものの接地感が薄かったりするので少し嫌な予感もしちゃいますね




まぁ~あれこれ考えても装着してしまったもんはしょうがない、作業ついでにチェーンの張りもできてバッチリですわと思っておこう。




さぁ~どんな乗り味かな~

楽しみやわ。