仕事中に息子ちゃんから体調が悪いとのLINEが入り、急いで家に帰ると39度ほど熱がありました。

息子は先日修学旅行があり、修学旅行中の班行動メンバーに明らかに風邪をひいている子がいたようで食事中も咳が出まくりだったようなので、きっと貰っちゃったんでしょうね。


おいおい、コロナちゃうんかえぇ~?っていうのと、親がそもそも行かすなよと思いますが、保育所の頃から一緒だった子で、親も子供も空気を読めない感じの人達なのもあってか学校でもイジメほどでは無いようですが、ちょっと輪に入れてないようなので、来んなよとはなかなか言いにくいですよね。

まぁ幼なじみなのと、息子は柔道で「自他共栄」の精神を叩き込まれているのもあってか、イジメっぽい感じになると守ってあげたりするようなので一緒の班なのもあるのでしょうね。

とは言え、家では私に、道場では師範に荒い言葉で言われているのもあって、そんな時にお友達がビビってしまうような言い方をしちゃって、先生にお叱りを受ける事もございますが・・・

その辺の経緯は先生に説明済みなので息子の荒さは父親に原因がある事はご理解いただいておりますけどね。



その日は遅かった事と熱のわりには本人が元気だったので救急には行かず、次の日に小児科を受診する事にしました。



で翌日になり小児科に行き、

熱がある事

学校で風邪が流行っている事

をお伝えすると、








隔離部屋行きでございます・・・


しかし39度超あるのに普通に元気な息子。こいつスゲーな。


しばらく隔離部屋で放置プレイをされた後に、問答無用のPCR検査ですわ。





で、1時間後に結果が出ますのでお電話しますと解熱剤を処方されて解放されました。

結果は陰性だったのでホッと胸を撫で下ろしたのですが、よ~考えたらコロナじゃないんやったらじゃあ何の病気やねん❗って感じですよね。

ホンマに医療崩壊してるよね。

まぁ解熱剤貰ったからええか。


しばらくすると、お若い女性なのに酒で喉が焼けてるのかバービーボーイズの杏子さんみたいな声をした笑いのわかる担任の先生から電話があり、

「あ、お父さん息子さんどないですか?」


「あのぉ~本日、病院に行きましてPCR検査を・・・」


「えぇ❗PCR検査を受けたんですか?」


「あ、ええ、そうなんです」


ゴクっと唾を飲む音がして


「え、あ、あのそれで結果は?」


「あ、結果はですねぇ・・」


「・・・」


「い、い、いやあの結果の方は?」


「結果はですねぇ・・・」


「なんと・・・」


「陰性でしたぁ~❗」


「ちょっとぉ~お父さん堪忍して下さいよぉ~ほんまもうドキドキしましたよ」


「もうちょっと間を取った方が良かったですか?」


「いやいやいや~、充分ハラハラさせてもらいましたよ」


なんてやりとりがありましたが、学校の先生も大変でございますね。もしそれでホンマにコロナ感染していた場合エライ事になってしまうんですもんね。そら生唾も飲みますよね。


まぁその後に息子が修学旅行中、奈良の東大寺でウケを狙って奇声を上げて走り、校長先生直々に大目玉を賜った等の報告を受けて平謝りでしたがね・・・

その件を息子に問いただすと、真顔で

「でもウケたんやで❗」

と言っていました。

えぇ~っと・・・こいつにはどこから話したらええんやろ?・・・


しかしコヤツ熱があるのにめっちゃ食いやがるんですわ。大人やったら39度越えたら寝込んでしまうんやと思うんですが、段ボールで戦闘機を自作して普通に遊んでます。

心も体もどんだけタフやねん。

と、思いましたが保育所から小学校低学年まではホントに軟弱君でねぇ~友達に泣かされ、柔道で泣いての弱っちい奴だったんですよね。

今、思えば可哀想な事したなと思いますが、当時は軟弱野郎な息子にイライラしちゃいましてねぇ・・・体は抜けて大きく持って生まれた才があるのですが、柔道の試合で負けて泣く息子に「いやいや、悔しがるほど練習してないやん」とか言って突き放しちゃってましたね。

途中から、あぁ・・・こいつにまず必要なのは自己肯定感なのかもしれないなと思い、とにかく話を聞いて認めたるように気をつけだした頃から少しずつ変わりましたね。

そんな彼が今年の夏に保育所時代によくイジメられていた親もヤヤこしい家のガキンチョを含めた数人でキャンプに行ったんですけどね。帰ってきたらメガネが折れていたんですよね。

その子とは違う小学校に通っているのですが、中学校では一緒になるんですよね。それもあってかその子が妙に息子にマウントを取ってきたようなのですが、息子が一切相手にしなかった事に業を煮やしていきなり飛び掛かってきたらしいんですよね。



で、イラっときて背負い投げぇぇ~(IKKO風)したったと。



で、その時に積年の怨みもあり強目に投げたったのでメガネが折れてしまったと。

友達を投げた事とメガネが折れた事に怒りまくる母親の言う事など、どこ吹く風とばかりに誇らしげな息子と勝利のハイタッチをする父親なのでした。

そんな彼が立場の弱い子には優しくあれるのは、自分がイジメられた事があるからなのでしょうね。そういう意味ではあの軟弱だった時期も彼の中では糧になっているのかもしれません。

たとえ現在が人生の底の時期であったとしても未来ではプラスになる事もあるのでしょうね。

そんな息子と熱が下がるまでの2日間みっちり一緒におりましたが、昔の軟弱だった頃の事をイジルと「でも今の僕は根性あるから」とハッキリ言うんですよね。

息子よ。君はカッコよろしおまんなぁ~

チンポは小さいけどな。