かねてからの懸案であったリヤサスペンションを、やっと交換する事ができました。


これまでに2本、安物のサスペンションに交換してみましたが、純正サスに比べてプリロードの調整幅があるので、底突きしまくりからは解放されたものの、基本ダンパーが効いていないので根本的な乗り易さには繋がっていませんでした。


883Rのノーマルサスペンションでも体重60キロ台位で、2人乗りする事が無くて、まったり走る方であればそう悪くないと思うのですが、体重が重かったり、2人乗りする機会が多かったり、攻めたりする方にとってはどないもならんサスペンションですね。


でもねぇ~マトモそうなサスペンションはお値段が高過ぎですよね。良いに決まっているのは解っているのですが、普通のオッサンに出せる金額ではないですね。


仕方がないので1200Sのサスペンションをオークションで探してみたりしていたのですが、皆さん考える事は同じみたいで、まぁ年数も経ってヘタリきっているサスペンションの値段じゃないよなと思う位に値段が高騰しちゃいます。


そんな時にYSSと言うタイのメーカーのサスペンションを教えていただきました。お値段はなかなかリーズナブルでありながら、良いサスペンションのようです。


とは言え、ポンと出せる金額でも無いので、しばらく悩んだのですが、サスペンションが原因で転倒するのもアホらしいので思いきって購入しました。





早速、取り付けてサグ出しもしてみたのですが、走ってみるとカラーを入れて強化しただけのフロントフォークとバランスが悪かったので、少しプリロードを抜いてバランスを取る事にしました。

取り付けは、既存の物を外して付け替えるだけで、取り付けボルトもそのまま使えますので簡単です。



見た目、華奢な感じで大丈夫かな?って感じでしたが、なかなか良い感じです。結論から言うと、最初は書いた通り「なかなか良い」でしたが、しばらく走って馴染んでくると「かなり良い」って感じです。しなやかに動きながらも体重85キロの息子を乗せても底突きしないです。

ビジュアル重視でローダウンしている方は別として、アイアンとかに乗っておられて「こ、こ、腰が❗」って難儀されている方はサスペンション長も色々とあるようですので、確かに簡単に出せる金額ではないですが、超メジャーどころと比べると何分の1のお値段はですので、一考されてはいかがかな?と思います。


で先日、グレードアップしたリヤサスペンションを楽しみながら表六甲の下りを流していると、後ろから爆音系のR1が追い付いてきました。あからさまに抜きたそうでしたが、工事片側通行で停止させられました。

なんてったってR1なんで発進して片側通行区間を抜けたら先に行って貰おうと思っていたのに、片側通行区間で私のキワキワを愛の無い抜きかたしてきやがりました。

イラっときてしまい、まぁ無理やとは思いながらも追ってみると、R1のオッサン膝擦りながら曲がっているのに、下りでタイトコーナーの連続なのもあってけっこう追従できちゃいます。

正確に言うとストレート区間では勿論離されるのですが、R1は膝擦りたいが為にブレーキング後からバンキングまでのフロントサスペンションが伸びてバイクの姿勢が安定するまでのタメが下りなのもあって長く、結果ブレーキングも早めやしブレーキング後のタメの空走が長くなる、ストレートもぜんぜんアクセル開けきれないので、そこで追い付けるの繰り返しでした。

下りで膝擦ってるんで、上手なんでしょうけど、ちょっと無理膝やからハンドルもコジッてしまって曲がらないのでアクセルオンも遅くなっているのでしょうね。ミシュランのええタイヤ履いてるのにね。

まぁこれがブレーキングから直ぐにバンキングに持っていけるようなスキルの方でしたら、あっという間にチギられてたと思います。と、言いますか、おそらくそのオッサンでも落ち着いて走られていたら無理やったんでしょうけどね。

そんな状態で走っているとオッサン焦ってきたのか、ブラインドコーナーでも逆走して車を抜き出しました。そりゃハーレーなんかに追い回されたらそうなるんかもなぁ~と思いながらも六甲大橋の信号までたどり着きました。

ぴったり斜め後ろにつけて

「なぁ~んだ、あんまり速くないね」

と言うと、ヽ(; ゚д゚)ノ ビクッっとなっていましたが、実はスポーツスターのリヤブレーキ完全にフェードしてしまってスカスカになっていたんですけどね。時間にしたら5分位だと思うのですが、一瞬ですね。

で、しょうもない自尊心を満足させて意地悪くニヤニヤしながら帰路についていると、偶然かもしれませんが、ニュートラルスイッチとリヤブレーキスイッチがお逝きになっちゃわれたようです。

オジンの呪いか・・・