想像していた乗り味とは違いましたが、オジンが喜びようなぐにゃぐにゃな感じでなく、結構シャキッとした乗り味だったので、ご機嫌に試乗を終えて無事にディーラーに帰還しました。

所長さんがひきつった笑顔で見積り書を渡してきたので、「はて?」と思いながらも、見積り書を拝見すると・・・そこには




420万


と印字されています。
思わず、は???とポカーンとしてしまいましたが、ハッと我に帰り、ワレなにしてくれとんじゃい目線で所長を見つめると「い、い、いかがでしょうか?」とひきつった笑顔。

どうやら、我が家が求めている3列シートですと、20xiとゆうグレードしか選べなくなっているようです。

恥ずかしながら自分の予習不足だったようで昨年末にマイナーチェンジが行われ、このxiグレードはモデル末期の最後のテコ入れとばかりに、今までオプションだった装備がこれでもかと装着されており、それに伴ってお値段も随分と上がってしまったようです。

それとプラスして子供の為に代々の車に装着していたリヤモニターを今回もお願いしたところ、ナビ、リヤモニター、ドラレコなんかがセットになった50万位の装備が計上されています。

ふと横に座っている奥様の顔を見ると、完全に顔がひきつっちゃってます。

所長「い、いかがでしょうか」

私「うーん、帰ります」

所長「え?」

私「ありがとうございました。帰りま~す」

所長「え?いやあのなにか問題が?」

私「いえいえ何も問題は無いんですが、こちらの想定していた金額と大きく離れているようなので新車は諦めます」

所長「金額はどの位をお考えですか?」

私「ごめんなさい。こちらの手の内を明かすような事は言えないですが、大きく離れ過ぎているので、お手間を取らせるのも申し訳ないので帰りますね。ありがとうございました」

所長「い、いや、ちょっとお待ちください。現在お乗りのお車は下取りをお考えですか?でしたらお査定だけでもさせて下さい頑張らせてもらいますので」

私「いやぁ~もうええんですけどねぇ~」

なんてやりとりがありながら、査定をしてもらっている間に、いらないと思ったもんを外してもう一度見積りをしてもらうと、390万程になりました。

私「で、査定の方はどんなもんですか。あんまりやったら、ぼかぁ~帰りますからね」

所長「えぇ~ぇぇぇっと、ほんとお綺麗に乗られてますし、まだまだ距離も乗れそうな状態なんですけどねぇ~・・・」

私「ゴクリ・・・おいくら?」

トーカ堂北社長風に





「えぇ~五万えぇぇ~ん」


私「か、帰る❗❗」

所長「お、お待ちください❗タ、タント、軽自動車でしたらもっとお値段つきますので❗お査定をさせて下さい」

私「もうよろしいわ。こんな気ぃ~悪いのに一回帰ってタントに乗り換えてこいってか❗時間とガソリンの無駄や。わしゃ今からマツダに行くねん」

所長「し、CXー8ですかぁ~」

私「そうですねん。そうやぁ~あのCXー8はよろしいぃ~でんなぁ。あいつはええ車や~ワテをゾクゾクさせよるんやぁ~」

所長「いつでもけっこうですので、タントだけ見せて下さい❗お願いします❗」

私「でしたら値引きはどのくらいですか?それと下取りを含めて希望金額に達してそうでしたら持ってきますし、どだい届きそうにないんでしたら、このご縁は無かったものとしますね」

所長「どの位をお考えで?」

私「いえいえ、手の内は明かしません。が、私も充分に下調べをした上でこちらに来ておりますので、どの位のお値引きを提示してくれるかによって、そちらの売りたい気持ちを計らせてもらいますので、無用の駆け引きは無しでお願いします」

すったもんだがありましたが、そこそこの値引きを提示してくれたので、次の日の午後からタントに乗って第2ラウンドの運びとなりました。

ほんま疲れますわ。ですが、後席までシートヒーターが付いていますし、プロパイロットも面白そうなので正直申しまして、エクストレイルめっちゃ欲しくなってきました。