取り付けも無事に終わり、スタンドで上げている内に仮でバネに1センチテンションをかけて、車高調整機能で15ミリ車高上げてみました。

で、ご機嫌でサグ出ししようと股がってみると、


あれ???これリジットサス?って位に沈みません。スポーツスターよりも軽いGSX1400用なので柔らかい位になると想定していたので一瞬固まってしまいました。

そのまま一回試し乗りしてみると、フロント荷重がかかり過ぎてフロントの軽快感がまったく無くなっちゃってます。

今度はバネのテンションを全抜きにして乗ってみると、フロントの接地感がありながらも、ノーマル程では無いにしろ軽快感も戻りました。

そのままギャップが多く、ノーマルだと底付きしてしまう直線をアクセル開け開けで通過してみると、若干跳ね感もありますが底付き無く通過できましたが、もう一度スピード落とし気味で通過すると結構跳ねます。

ステージを変えて120キロ位の高速コーナーをアクセル開け開けで曲がってみると、ノーマル時でしたらフロントの接地感が抜けて怪しい感じになるんですが、開ければ開ける程に良い感じです。直線で160キロまで加速してみましたが、変な挙動も無く、そのままアクセルをオフにしてもフロントが振られる事もありませんでした。

またステージを変えて峠を走行してみると、登り区間は、かなり安心して攻める事ができますが、やはりケツ上げが過ぎるのか下りではリヤタイヤの接地感がノーマル時より危うい感じがあります。またハードブレーキでコーナーに突っ込んだ時もリヤタイヤの接地感に不安を感じました。

ケツ上げを15ミリから10ミリ位にした方が良いかな?と思いながら走り続けていると、馴染んできたのか少しずつ動きのカドがとれて、動きも良くなってきたようです。

ケツ上げ効果でかなりバンク角が深くなり、良い感じでフロントタイヤのエッジも溶けていたので、しばらくこのセッティングで様子見してみようかと思います。リヤを下げるよりもフロントフォークを突き下げた方が良いかな?

まとめとして、このサスペンションは思っていたよりは悪くなかったですが、走り方を選ぶと言いますか、走るステージをピンポイントで選ぶ感は否めないですね。やはりと言いますか、勿論ですがお高いサスペンションのようにオールマイティーに平均点以上と言う訳にはいきませんね。

自分のように体重が重く、攻める走りに重点を置いており、なおかつフロントフォークを硬めに振っている方でしか価値を感じれないのではないかと思われます。が、もしそうであれば、お値段的にも高いサスペンションを購入する前に試してみる価値はあると言いますか、面白いんじゃないかな?と思います。

試していないので絶対とは言い切れませんが、普通に楽しまれる方でしたら、同RFYが出している400ccクラス位の物の方が、スポーツスターには良く動いてくれて乗り心地も良いのではないかと思います。

ただ、中華製なので商品名は違うのに物は同じですやん❗って事もあるあるなので、アテにならない所も多いにありますが・・・

でも排気量が小さくなると値段も安いので、それは無いかな???

あとは、この梅雨でロッドが錆び錆びにならないかが心配っすね。

以上、現場からお伝えしました。