日本フィギュアスケート界初のオリンピック3大会連続出場。
ソチの日本男子出場者の中で唯一のオリンピック経験者ということになります。
『必死とは必ず死ぬと書く』即ち、『死ぬ気で臨む』ということだと思いますが、そのコトバで思い出しました。
半年前、彼が滑るショートプログラムの曲『ヴァイオリンのためのソナチネ』の作曲者―佐村河内守さんを高橋クンがアイスショーに招待し、同プログラムを滑った時、二人は、初めて対談しました。
聴覚を失い、耳鳴りなどの重い症状を抱えながら作曲した佐村河内さんは、この曲を「命がけで作った曲だ」と語り、「命がけで滑って表現していて素晴らしかった」と高橋選手を讃えていましたね。
その特集の中で高橋クンは、「この曲を滑るには覚悟を持たなければならない」というように言っていましたが…。
時は流れ、新たなケガにより状況も変わり、日本代表の選考も、当初彼が思い描いていたであろうポジションとは違う形となったことでしょう。
しかし、奇しくも彼が「死ぬ気で臨む」という境地に至ったことに運命のようなものを感じました。
彼は以前、「自分が精神的に強いとは一度も思ったことがない」と言っていましたが、私は思います。
彼の強さは、自分の内面の弱い部分をさらけ出せる所だと。
私にはなかなかできないことなので、尊敬しています。そういうところ。
私も負けず嫌いなんですが、だからこそ自分の弱さを認められない傾向があるんですけど、彼は、人一倍負けず嫌いなのに人一倍優しく、人一倍自分をさらけ出すんですよね。その上で、そういう自分を超えて行こうとする。
少しは見習わなきゃなあ…と思うこの頃です。
ラルゴ