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美味しいものと旅行が大好きな理系OLが綴る、
こだわり&選りすぐりの美味しいもの記録です🍴
美味しいものを食べる喜びを、書き留めています😋
ランチ◆川甚 柴又
この日、私が柴又までやって来たのは…
川甚さんの鯉料理を頂くため。
創業から230年余り。
数多の文豪たちの作品にも登場する、、老舗の筆頭格のようなお店でした。
閉店の直前、幸運にもたまたまランチの予約が取れたのです。
雲一つ無い、快晴の日でした。
左手前の小鉢、蛸の煮付けが…
ビックリするほど柔らかい!!

曰く、炭酸水で煮詰めているんだそうで。
川魚=淡白な色合いの身というイメージがありましたが…
結構しっかりとした赤です。
ブリ辺りに近いかも??
それならお味も結構強めかと思いきや、
とっても淡白で優しい!☺️
ヒラメに近いような食感・味でした。
こんな風に、想像した味とどう違うのかを、答え合わせしてみたかったのです。
川甚さんの鯉でそれが叶って、本当に良かったな〜
先程の鯉洗いの弾力&歯応えとは一転、ホロホロで柔らかい!
甘味が強くて、濃ゆい味噌のお味を、これでもかと言わんばかりに引き立てていました。
小骨や鱗も柔らかく煮込まれてるので、サックリ噛めちゃいました😋
鯉の見た目から、
何となく硬そうなイメージを持っていましたので、面白い発見でした。
…小うな重の写真、撮り忘れました…💦
この記事を書いていて、初めて気が付きました。
味はもちろん覚えてますよ!(笑)
やはり鯉がメインだからでしょうか?
誰が、薄めの優しいお味で、鰻の風味とよく合って…とっても美味しかったんですよ〜!
鯉料理って、基本的に作り置きが出来ないそうです。
その上、キチンと〆ないと途端に臭みで食べられなくなってしまうという、
管理も調理も難しいお魚なんだとか。
デパートや高級食材店でも鯉を見た事が無い理由が、少しだけ分かりました。
それでも多くの方が川甚まで鯉料理を楽しみに来ていたようですが、
昨今のコロナ禍によって、その客足も激減。
断腸の思いで、230年余りの歴史に幕を下ろす決断をしたと書き留められていました。
伝統的な食文化産業を、
変化の激しい時代にビジネスとして存続させることの難しさ。
頂いたランチが、この上なく美味しかっただけに…
日本の伝統的な食文化の存続について、
色々と考えさせられました

※現在は閉店しています。
東京都葛飾区柴又7-19-14