関係者の新型コロナ感染で、1週間遅れの１３日に初日の幕が上がりました。
フェスティバルホールの「レ・ミゼラブル」は全公演中止になってしまっていたので、急遽「ナイツ·テイル」のチケットを買って観に行きました。
それぞれのカンパニーの皆さん、コロナ禍のなか幕が上がっても上がらなくてもそれは大変な事だったとおもいます。
このような不安ばかりが先立つ時に、開演してくださったカンパニーの皆さまに感謝です。
「ナイツ‘テイル」は、シェークスピアの喜劇「二人の騎士」が原作のミュージカルです。
二人の騎士に堂本光一さんと井上芳雄さんが演じ、二人が敵国との戦いで捕虜となり牢獄に入れられ その窓からみた敵国の美しい王女エミーリアに二人同時に一目惚れして同時に恋に落ちるというストーリーです。
光一くん演じるアーサイトと芳雄さん演じるパラモンは従兄弟同士ですが、音月桂さん演じるエミーリアをはさんで仲違いするという展開ですが、最後はアーサイトとエミーリアが結ばれ、上白石萌音ちゃん演じる牢番の娘とパラモンが結ばれ、めでたしめでたしで終わります。
芳雄さんの圧倒的な歌唱力、光一くんもちょっとくるしそうな感じはしたけれど、よかった。
二人の騎士ががんばっているから、エミーリアと牢番の娘があまり目立たないような気がしたけれど。
森のダンサーの指導者役で大貫賢也さんが出演されていたので、もっとダンス踊ってほしかった。
すばらしかったのは、元東京バレエ団の松野乃知さんが牡鹿のお役で踊ってらして、バレエの技巧にみとれました。
音楽は、オーケストラのほかに和太鼓や津軽三味線、
篠笛や尺八などの和楽器も使われていて、新鮮で凄くよかったです。
コロナ禍のなかでしたが、
「ナイツ·テイルー騎士物語ー」心温まりました。
素敵なミュージカルをありがとう
１１月の帝国劇場の大千秋楽までカンパニーの皆さまが
ご無事であられますように