ベートーヴェン生誕250年の今年、
ベートーヴェンに纏わるコンサートや演劇が
いろいろと催されています。
今回は
Op.110
ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙
の初日の公演を
西宮にある兵庫県立芸術文化センター
阪急中ホール
へ観に行ってきました。
ベートーヴェンは31歳で耳が聞こえなくなり
現実に苦悩し遺書をしたため、
56才でなくなるまでの人生は
波乱にみちていて、その間
死をひきとめたのは芸術でした。
ベートーヴェンの死後、秘密の引き出しから
みつかった1通の手紙
を軸に
![メール](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/331.png)
ベートーヴェンと不滅の恋人アントニーとの
禁断の恋が紐解かれていきます。
舞台中央には、
スタインウェイ ルイ16世モデルの
美しい装飾が施されたグランドピアノが、
置かれ、新垣 隆さんが演奏される
Op.110 ピアノソナタ第31番などの
美しい旋律とともに
ピアノの回りに集まった人達の思い出話で
物語は進行していきました。
いつものミュージカルとは違う、朗読劇で
ベートーヴェンの愛弟子、
フェルディナンド・リースを演じる
田代万里生さんが、ストーリーテラーでした。
ベートーヴェンのでてこない
ベートーヴェンのドラマです ![本](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/240.gif)
![本](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/240.gif)
一路真輝さん演じる
ベートーヴェンの不滅の恋人アントニーの
献身から苦悩のなかで産み出された
シンフォニーやソナタ等、音楽の数々
19世紀を生きたベートーヴェンの世界観を
垣間見たようなしっとりしたストーリーでした。
終演後、舞台前にいってあのすばらしい
スタインウェイのピアノを拝見しました。
19世紀の時代のピアノの音色のように調律
してあったのでしょうね。
凡人にはわかりませんが…
装飾もステキで、これからはじまる
富山、愛知、東京公演にもこのピアノが
運ばれて行くのだなと思うと感慨深いものが
ありました。
生誕250周年のベートーヴェンにひととき
おもいを馳せるには良い機会でした。