OpenOffice ローソク足チャート描画 | 所長日記・改

OpenOffice ローソク足チャート描画

おはよう同志諸君。



さて、今日は、ローソク足チャートを描画してみよう。

使うソフトは当然に OpenOffice Calc。

未インストールの人はダウンロード&インストールしよう。

http://ja.openoffice.org/download/3.0.1/

MSOfficeなんかよりはるかに有用なので必ず入れておこう。



では本題に。

まず、Calcを起動しておく。
所長日記・改-2009-5-5-01

次に、株価データを取得しよう。

大半の人はYahoo!ファイナンス を使うようだが

私はinfoseekマネー を使う。

その理由は後で説明する。

データを取得するのだが、ここでは例として“4755 楽天”でやってみよう。

検索窓に“4755”“楽天”と入力し

プルダウンメニューの中から、“時系列”を選択
所長日記・改-2009-5-5-02

“日本株検索ボタン”を押す。

所長日記・改-2009-5-5-03

このように、デフォルトでは1ヵ月分のデータが取得できる。

過去5年分取得可能なので、必要な人は表示期間を変更して取得したら良いだろう。

今は、ローソク足チャートを作成することが目的なので

この1ヵ月分のデータを用いる。

日付~右下のデータまでを選択し、“コピー”
所長日記・改-2009-5-5-04

Calcに戻って、セルA1に貼り付け。
所長日記・改-2009-5-5-05

ウインドウが開くが、なにもいじる必要は無い。“OK”
所長日記・改-2009-5-5-06

データがインポートされる。

列Aが狭く、日付を全て表示できていないので、大きくしておこう。
所長日記・改-2009-5-5-07

次に、このデータを日付昇順に並べ替える。

セルA2~G20を選択
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ツールバー内の昇順に並べ替えボタンをクリック。
所長日記・改-2009-5-5-09


このように、日付昇順に並び替えられる。
所長日記・改-2009-5-5-10

列Gのデータ“調整後終値”は使わないので、削除しておこう。

勿論、インポートした時点で削除しておいて構わないし、

削除しなくても構わない。



さて、何故Yahoo!ファイナンスを使わないかの説明をしておこう。

確かにYahoo!ファイナンスでも時系列データを取得できる。

実際に、同じようにしてみよう  (折角、Yahoo!なので4689データにしました)

所長日記・改-2009-5-5-11
 ↓(昇順に)
所長日記・改-2009-5-5-12

そう!

2009年4月10日
2009年4月13日
2009年4月14日
2009年4月15日
2009年4月16日
2009年4月17日
2009年4月20日
2009年4月21日
2009年4月22日
2009年4月23日
2009年4月24日
2009年4月27日
2009年4月28日
2009年4月30日
2009年4月6日
2009年4月7日
2009年4月8日
2009年4月9日
2009年5月1日

月日が1桁の場合の十の位の0が無いためにこのように並んでしまう。

使えない。

というわけで、infoseekマネーを使おう。



データは用意できたので、次に、ローソク足チャートを描こう。

その前に、空いている適当なセル(H2あたりがオススメです)に“株価”と入力しておこう。

セルA2~F20を選択
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ツールバー内のグラフボタンをクリック。
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このようなグラフウィザードが開く。
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このグラフウィザードを操作していく。

出来高を線グラフ、株価をローソク足のチャートを作成したいので

「株価」「株価チャート4」を選択し、「次へ」
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データ範囲を確認し、
「最初の行を項目名に引用」のチェックを外し
「最初の列を項目名に引用」にチェックを入れ次へ
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このようになる。
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データ系列欄内の

列B・・・出来高
列F・・・株価ローソク足

なので、これを加工していく。

「列B」「名前」を選択し、「名前の範囲」「データ範囲を選択」
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セルF1を選択(クリック)。すると、自動で「名前の範囲」$Sheet1.$F$1と入力される。
同時に、列B出来高という名前に変わる。
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同様に「出来高」「Y値」を選択し、「名前の範囲」「データ範囲を選択」
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セルF2~F20を選択。先ほどと同様に自動的に変更される。
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こんな感じで列Fに関してもやっていく。

「列F」「名前」を選択し、「データ範囲を選択」セルH2(“株価”と入力したセル)を選択

「株価」「始値」を選択し、「データ範囲を選択」セルC2~C20を選択
「株価」「終値」を選択し、「データ範囲を選択」セルB2~B20を選択
「株価」「高値」を選択し、「データ範囲を選択」セルD2~D20を選択
「株価」「安値」を選択し、「データ範囲を選択」セルE2~E20を選択

このようになっているはず。確認して、「完了」
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これで、ほとんど完成である。

取得したデータの横にチャートが描かれているはず。
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後は見やすいように、目盛りとサイズを変更するだけ。

先ずは、グラフ全体を大きくしよう。

グラフを選択→を右下にドラッグ (オススメはセルR33あたりまで)
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  ↓↓↓
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見やすくなった。

次は出来高の棒グラフとローソクが重なっているのがあまりよろしくないので

これを修正する。

左Y軸の数値をどれでも良いのでダブルクリック→「スケール」を選択
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最小値、最大値、主間隔の自動チェックボックスを外し
エリアの下3分の1程度に出来高棒グラフが収まるように数値を変更→“OK”
※例は以下の数値で設定しました
最小値:0
最大値:300000
主間隔:50000
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完成!
所長日記・改-2009-5-5-29

こんなに簡単にローソク足チャートを作成できる。

追加に関しては、下へ下へと追記して、データ範囲を1つずつ追加していけばよい。

詰まってきたら横に伸ばせばいい。

実に便利だ。



なお、上記の方法で作成したローソク足チャートをサンプルとしてアップしておきました。

欲しい人は適当にダウンロードしてください。

http://hp.hc-srv.net/item/chart_sample.ods