OpenOffice 数式 整形 | 所長日記・改

OpenOffice 数式 整形

おはよう同志諸君。



先日の宿題の解答を載せておこう。


宿題 以下のような数式になる記述をせよ。

(1)
00024


(2)
000025



解答

(1)
s=sqrt{{1 over N} sum from i=1 to n (x_i-overline{x})^2 f_i} newline
phantom{s}=sqrt{{1 over N} sum from i=1 to n x_i^2 f_i-overline{x}^2}


(2)
nitalic{整数 left lbrace matrix{正の整数=自然数 ## 0 ## 負の整数} right none}



はい!できたかな?

もし簡単にできたなら問題は無い。

この先は読み飛ばしてもらってかまわない。

実はこの2つの数式、設定が大きく違う。

大きく違うといっても、それほど凄いことではないのだが、

数式を配置を決める設定が異なっている。

では・・・

Math Commands Windowを開いて

1234567 over x

と入力すると

00030

となる。

このように、デフォルトでは、入力した数式が自動で中央揃えになる。

Math Commands Window が開いた状態で

「書式」→「配置」 を選択すると
00031


00032

このようなウインドウが開き、配置を設定できる。

左揃えを設定すると、

00033

右揃えを設定すると

00034

とまあ、こんな感じ。

即ち、問題(2)において

00035

のようになった人は、上記の方法で配置の変更を行うと良い。

~phantomを駆使して整形するよりも簡単だ。

ではでは、ここで問題(1)の解答を良く良く見てみよう!

00036

そう!イコールの位置が揃っていない。

これはダメだ。

イコールの位置を揃えなくては死んでも死に切れない。

何のためにphantomを使って整形したのか!

前述の通りに、配置を左揃えに・・・

00037

すると、1/N がダサくなってしまう。

このように、配置の設定はそのWindow内の配置属性全てを決定してしまう

というわけで、本日の本題。

「配置を設定するコマンド」
33) alignl{?} :左揃え
34) alignc{?} :中央揃え
35) alignr{?} :右揃え
 例 [ 配置“左揃え”で ]
   s=sqrt{alignc{1 over N} sum from i=1 to n (x_i-overline{x})^2 f_i} newline

   phantom{s}=sqrt{alignc{1 over N} sum from i=1 to n x_i^2 f_i-overline{x}^2}
    00038

はい!美しくなりました。


では今日の宿題。

問 以下の様になる記述をせよ。
  00039