良いお年を!Part2!
寒いね。
風邪に気をつけてね。
受験生は風邪ひいてる暇無いよ。
日本全国でノロウイルスが猛威を振るっているようだが
みなさんは大丈夫だろうか?
先日、知人がどこかでノロウイルスに感染したらしく
地獄を見たそうだ。
上からと下から、と・・・
気をつけよう!
暗い夜道と変なメールとノロウイルス。
といっても相手はウイルスなので
どうしようもないという気がする。
さて、
ウイルス、ウイルスというが、
ウイルスとは何だろうか?
奴等は厳密には生物ではない。
では一体ナニモノか?
それを説明する為には生物の定義をはっきりしておかなければならない。
その前に軽く、生物学史を・・・
細胞を発見したのは、ロバート=フックである。
彼は自作の顕微鏡を用いてコルク片を観察し、
小さな部屋に分かれていることを発見し、それをcellと名づけた。(1655)
レーウェンフックは水たまりや歯垢を観察し、
“小動物”(後の原生生物、細菌)を発見した。(1674)
植物細胞についてシュライデンが(1838)
動物細胞についてシュワンが(1839)
「全ての生物は細胞の集合体であり、細胞は生物の単位である」
という細胞説を提唱した。
その後、細胞分裂が研究され、
ウイルヒョーが「細胞は細胞から」と主張する。(1854)
20世紀に入り
遠心分離機(1948:ホジボーム,細胞分画法)
電子顕微鏡(1952~:パラードら,微細構造の研究)
が発明され、生物学は急速に発展することになる。
※注:電子顕微鏡の発明者は、ルスカ(1934)
ここらの生物学史はセンターでも良く出るので覚えておこう!
因みに“放射線同位体”、“遠心分離機”、“電子顕微鏡”
の3つを『現代生物学の三種の神器』というので覚えておこう!
さてさて、
では、生物とはなんなのか?
※ここでは「生物≠生命」としておきます。
は?と思うかもしれませんが、大切なことなんです。ハイ。
生物とは『細胞から成り立っていて、単独で代謝を行い、増殖するモノ』である。
ポイントは
『細胞から成る』と『単独で~』
である。
ここでウイルスとはどんなものなのか?
ウイルスの電顕写真や画像は自分で検索して調べて欲しい。
載せたかったが、転用になるから著作権がかかるし、描くのは面倒だったし・・・
ウイルスはDNAかRNAを持ち、タンパク質の殻で覆われている。
たったそれだけの構造。
簡単に言えば、“タンパク質の殻を持った遺伝子”である。
ただの“物質”でしかない。
ウイルスは単独では代謝もしないし増殖もしない。
というか出来ない。
細胞に感染し、DNA(RNA)だけを細胞内部に注入し、
その細胞の代謝系と構成アミノ酸を用いて、子ウイルスを作らせる。
子ウイルスは感染細胞の細胞外に出て、また新たな感染対象を探す・・・
増殖しようという意志(?)はあるのだろうが、
奴等は生物ではない。
ただの“増える意志を持った物質”
である。
物質なので結晶化もできる。
乾燥したらホコリみたいに空気中を舞う。
じゃあ、何なのか?
・
・
・
・
・
ウイルスである。
別にふざけている訳ではない。
奴等はウイルスという存在である。
“生命”という大きなくくりの中に
“生物”や“ウイルス”があって、
その“ウイルス”なのだ。
図にするとこんな感じ
勿論、私の考え&思い込みでしかないが・・・
人類が滅亡するちょっと前くらいには
ウイルスが何処から来て何故増えるのかが解明されるかもしれない。
また、その頃にはもっと“生命”のくくりに包含されている集合が増えているかもしれない。
ロボットとかね・・・
取りあえず今の候補は・・・“天体”かな?
「生命は定義するより研究するほうが易しい。」 L.ポーリング
昨日の夜は雲ひとつなく、オリオン座がとても綺麗だったので眺めていて風邪を引きかけたH.Cの『H.C研究所ホームページ』へ
風邪に気をつけてね。
受験生は風邪ひいてる暇無いよ。
日本全国でノロウイルスが猛威を振るっているようだが
みなさんは大丈夫だろうか?
先日、知人がどこかでノロウイルスに感染したらしく
地獄を見たそうだ。
上からと下から、と・・・
気をつけよう!
暗い夜道と変なメールとノロウイルス。
といっても相手はウイルスなので
どうしようもないという気がする。
さて、
ウイルス、ウイルスというが、
ウイルスとは何だろうか?
奴等は厳密には生物ではない。
では一体ナニモノか?
それを説明する為には生物の定義をはっきりしておかなければならない。
その前に軽く、生物学史を・・・
細胞を発見したのは、ロバート=フックである。
彼は自作の顕微鏡を用いてコルク片を観察し、
小さな部屋に分かれていることを発見し、それをcellと名づけた。(1655)
レーウェンフックは水たまりや歯垢を観察し、
“小動物”(後の原生生物、細菌)を発見した。(1674)
植物細胞についてシュライデンが(1838)
動物細胞についてシュワンが(1839)
「全ての生物は細胞の集合体であり、細胞は生物の単位である」
という細胞説を提唱した。
その後、細胞分裂が研究され、
ウイルヒョーが「細胞は細胞から」と主張する。(1854)
20世紀に入り
遠心分離機(1948:ホジボーム,細胞分画法)
電子顕微鏡(1952~:パラードら,微細構造の研究)
が発明され、生物学は急速に発展することになる。
※注:電子顕微鏡の発明者は、ルスカ(1934)
ここらの生物学史はセンターでも良く出るので覚えておこう!
因みに“放射線同位体”、“遠心分離機”、“電子顕微鏡”
の3つを『現代生物学の三種の神器』というので覚えておこう!
さてさて、
では、生物とはなんなのか?
※ここでは「生物≠生命」としておきます。
は?と思うかもしれませんが、大切なことなんです。ハイ。
生物とは『細胞から成り立っていて、単独で代謝を行い、増殖するモノ』である。
ポイントは
『細胞から成る』と『単独で~』
である。
ここでウイルスとはどんなものなのか?
ウイルスの電顕写真や画像は自分で検索して調べて欲しい。
載せたかったが、転用になるから著作権がかかるし、描くのは面倒だったし・・・
ウイルスはDNAかRNAを持ち、タンパク質の殻で覆われている。
たったそれだけの構造。
簡単に言えば、“タンパク質の殻を持った遺伝子”である。
ただの“物質”でしかない。
ウイルスは単独では代謝もしないし増殖もしない。
というか出来ない。
細胞に感染し、DNA(RNA)だけを細胞内部に注入し、
その細胞の代謝系と構成アミノ酸を用いて、子ウイルスを作らせる。
子ウイルスは感染細胞の細胞外に出て、また新たな感染対象を探す・・・
増殖しようという意志(?)はあるのだろうが、
奴等は生物ではない。
ただの“増える意志を持った物質”
である。
物質なので結晶化もできる。
乾燥したらホコリみたいに空気中を舞う。
じゃあ、何なのか?
・
・
・
・
・
ウイルスである。
別にふざけている訳ではない。
奴等はウイルスという存在である。
“生命”という大きなくくりの中に
“生物”や“ウイルス”があって、
その“ウイルス”なのだ。
図にするとこんな感じ
勿論、私の考え&思い込みでしかないが・・・
人類が滅亡するちょっと前くらいには
ウイルスが何処から来て何故増えるのかが解明されるかもしれない。
また、その頃にはもっと“生命”のくくりに包含されている集合が増えているかもしれない。
ロボットとかね・・・
取りあえず今の候補は・・・“天体”かな?
「生命は定義するより研究するほうが易しい。」 L.ポーリング
昨日の夜は雲ひとつなく、オリオン座がとても綺麗だったので眺めていて風邪を引きかけたH.Cの『H.C研究所ホームページ』へ