月度末そして・・・ | 所長日記・改

月度末そして・・・

 月末だ。
 
 正確には仕事場の暦で8月度末(既に9月度に入ったが)だ。
 
 このブログに頻繁訪れてくれる方はもうお分かりだろう。
 
 例のものを書かなければならない。
 
 憂鬱だ。
 
 憂鬱だ。
 
 憂鬱だ。
 
 
 
 美味いワインが手に入った。
 
 “三次ワイナリー”の白ワイン。
 
 ところで“三次”と書いて何て読むでしょう。
 
 地名です。
 
 なお、正解者に何も差し上げることは出来ません。
 
 
 
 約束通り(?)
 
 例の店に行って来た。
 
 黒龍大吟醸があった。
 
 勿論頼んだ。
 
 まあ、それはいつも通りなので良いとして・・・
 
 
   店員:「今日のおすすめ料理はこちらの方になりまして・・・」
 
 そう言いながら毛筆の別紙を手渡す。
 
 で、上から順に説明していく。
 
   店員:「特にこちらの“だだちゃ豆の枝豆”なんかは新メニューでして、日本最高級と言われる・・・」
 
   私:「じゃあそれを」
 
 店員の説明を遮って言った。面倒なことは嫌いなのだ。
 
 そもそも食べ物は話で聞いても分からない。食べてみるのが一番。
 
 ・・・
 
 ・・・
 
 ・・・・・・
 
 で、しばらくして来たのはただの枝豆。
 
 見る限りただの枝豆。
 
 それどころか見ためは実に不細工。
 
 これがふつう枝豆の1.5倍の値段とはちょっと信じられない。
 
 食べる。
 
 
 
 !!
 
 !!!
 
 うまい!
 
 何て美味いんだ!
 
 これがただの枝豆か!?
 
 コクがあって甘い。
 
 そうだな・・・トウモロコシのような甘みかな。
 
 それでいて、豆の食感もきちんとある。(まあ、これは茹で加減で多少変わるだろうが・・・)
 
 普通の枝豆にならどこか漂う青臭さも無い。
 
 これなら頷ける。
 
 1.5倍出す価値がある。
 
 うまい!
 
 黒豆の枝豆が一番美味いと思っていたが
 
 改めよう。
 
 で、しばらくして・・・
 
 注文を通した店員が現れる。
 
   店員:「如何でしたか?やはり違うもんですか?」
 
   私:「ええ。コクがあって甘いですね」
 
   店員:「ああ、甘いんですか・・・いえ、実はね、このメニューは主任が決めたものでして。私どもは食べて無いんですよ」
 
   私:「じゃあ、どうぞ」
 
 私は皿を差し出した。
 
   店員:「いえいえ、怒られてしまいます」
 
 そう言われると仕方が無い。
 
 彼を困らせるのも良くない。
 
 教育が行き届いていて、この店がより一層気に入った。
 
   私:「どこのなんですか?」
 
   店員:「ちょっと分からないですね。主任に聞いてみます」
 
 そう言って去ってしまった。
 
 ホッケとズリを通して欲しかったのに・・・
 
 まあ良いや。
 
 暫ししてまた現れる。
 
   店員:「山形だそうです。探せば意外とどこにでも売っているそうです」
 
   私:「山形ですか。まあ、探してみます・・・ところでホッケとズリを」
 
   店員:「ズリは塩とタレがありますが?」
 
   私:「塩で」
 
   店員:「かしこまりました」
 
   ―― 以下略。
 
 ・・・
 
 ・・・
 
 ・・・・・・
 
 ん?
 
 “探せば意外とどこにでも売っている”?
 
 実に難しく、かつ矛盾がある。
 
 数学(論理)的にも文法的にも。
 
 まあ、この言葉の難易度の高さは個人で勝手に考えて下さい。
 
 にしても、黒龍は美味いなあ・・・
 
 他の日本酒と段違いの値段だけど。
 
 まあ良い。
 
 分かって頼んでいるんだから。
 
 
 
  
“だだちゃ豆普及委員会”を作ろうと思ったが、それ以前に“おきうと普及委員会”も作らなければならない、とは言っても実際のところどうでも良いH.Cの『H.C研究所ホームページ』へ