オーシャンと11人の仲間達 | 所長日記・改

オーシャンと11人の仲間達

 
 先日テレビで
 
 『オーシャンズ11』
 
 をやっていた。
 
 オーシャンと11人の仲間達。
 
 信頼できる仲間がいるということは良いことだ。
 
 実に良いことだ。

 
 
 
 観葉植物たちが
 
 昼間はロクに光が当たらず
 
 夜はクーラーのガンガンに効いた部屋で冷やされる・・・
 
 という彼らにとっては劣悪な環境にあるのを可愛そうに思い
 
   尤も、それは全て私のせいだが・・・
 
 彼らの住環境を整えてやることにした。
 
 その方法は至って簡単。
 
 朝、仕事に行く前にベランダに出す。
 
 夜、帰ってきてクーラーのないところに置く。
 
 以上。
 
 これでは当初の目的
 
 『室内の酸素濃度を多少なりとも増やす』
 
 というのが達成されていないが、
 
 仕方が無い。
 
 そもそも、ロクに光を浴びない環境では
 
 光合成による二酸化炭素吸収量より
 
 呼吸による二酸化炭素排出量のほうが上回ってしまい、
 
 結果二酸化炭素が増えるだけである。
 
 
 
 
 さて、観葉植物も良いが、
 
 部屋の酸素濃度を増やしたければ
 
 『トウモロコシ』
 
 を育てることをオススメする。
 
 別に『ススキ』でも良いが、
 
 ススキは葉で指を切るし、秋に綿帽子を撒き散らす。室内向きではない。
 
 え?なんでトウモロコシかって?
 
 食べられるからという理由ではない。
 
 実はこれらの植物は特殊な植物で
 
 約1100種類しか居ない“C4植物”である。
 
 “C4”といっても“C4プラスティック爆弾”とは何の関係もない。
 
 普通の植物は光合成での二酸化炭素固定経路として
 
 “カルビン・ベンソン回路”というものしか持たない(※高校で習ったよね?)
 
 “C3植物”である。
 
 一方、“C4植物”“カルビン・ベンソン回路”に加えて
 
 “C4-ジカルボン酸回路”という特殊な二酸化炭素固定回路を持つ。
 
 これにより、“C4植物”は、より効率よく二酸化炭素固定ができるのだ。
 
 夜間(光が当たらないとき)に二酸化炭素を溜めて、
 
 昼間(光が当たるときに)光合成を行う。
 
 最大光合成速度は“C3植物”2倍で、
 
 光飽和点(なかなか光飽和しない)や最適温度が高い。
 
 夏のベランダに最適の植物である。
 
 結構大きくなるから日よけにもなるし。
 
 プランターに植えて、夜は部屋の中、昼は外。
 
 毎日動かせばナメクジの巣窟になりがちなプランターにも奴らは来ないし。
 
 さあ、君の部屋でもトウモロコシ
 
 全世界の各家庭の各部屋でトウモロコシを栽培すれば、
 
 地球温暖化に歯止めをかけられる・・・かもしれないぞ!
 
 さあ、今日からトウモロコシ
 
 ところで、トウモロコシの種まきの時期は・・・
 
 「4月」

 

 ・・・

 

 ・・・・・・
 
 来年に向けて

 

 みんなカレンダーに書いておこう!
 
 なお、サトウキビ“C4植物”です。
 
  
 
 ついでに他にも植物に頼ってみよう!
 
 食虫植物。
 
 しかし、彼らは難しい。
 
 水をやりすぎたらすぐに腐るし
 
 水をやらなかったら枯れてしまう。
 
 太陽に当てなかったら萎れるし
 
 太陽に当てすぎたら干からびてしまう。
 
 そこら辺のホームセンターでも手軽に手に入るのは
 
 『ハエトリソウ』
 
 だろう。
 
 だが、彼の捕虫能力は低すぎる。
 
 実際に彼が虫を捕獲しているところを見たことがない。
 
 おまけに葉に触ると葉が閉じる(それで虫を捕らえるのだが)
 
 それが面白くて触っていると
 
 枯れてしまった。
 
 そもそも窒素源を虫に頼る食虫植物は一概に弱い。
 
 弱すぎる。
 
 やはり鬱陶しい羽虫を食虫植物に任せられないのか・・・
 
 ・・・と悩んでいたところ(※注:ウソです。悩んではいません)
 
 先日、珍しいものをホームセンターで目にした。
 
 『ウツボカズラ』
 
   ※熱帯アジアに生えているつる植物。
    葉の先がつぼのようになっていて、その中に消化液がたまっている。
    蜜に誘われたやってきた昆虫や小動物を落とし込み、消化する食虫植物。
 
 日本では温室でないと冬を越せないこいつの鉢はなかなか売っていない。
 
 ん~、この如何にも虫を取りそうな捕虫嚢の色が良い。
 
 ・・・
 
 ・・・・・・ 
 
 買おうか・・・
 
 ・・・
 
 ・・・・・・
 
 ・・・やめよう
 
 店を後にした。
 
 後日、そこに行った時にはもう無かった。
 
 最初に見たときに買わなかったのが悔やまれる。
 
 実に悔やまれる。
 
  
 
 それにしても
 
 私の家は実に生命体の数が多いということに気が付いた。
 
 勿論、肉眼で見えない微生物、
 
 並びに勝手に入ってくる微小昆虫は除く。
 
 一番多いのが魚類(熱帯魚)
 
 次に種子植物類
 
 そして藻類(水草)
 
 一番少ないのが哺乳類(私)
 
 なんだかんだ言いつつ、生物が好きなんだねえ。
 
 そのうち、“菌類”とか育てだしたり・・・はしないつもりだ。
 
 一応、“つもり”だ。
 
  
 
 
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