再訪
そして、また警察署に行ってきた。
もう一度断っておくが、
捕まったのでも
出頭願いを受けたわけでもない。
今度は“運転免許の更新”。
入って、まごまごしていると、
「何の用?」
年配の警官に話しかけられた。
「免許の更新を・・・」
※注釈
私は今まで運手免許センターで更新をしていたので、
警察署での更新は初めてだった。
「このまま真っ直ぐ行ってドアを2枚開けてそこが交通安全協会だからそこで書類作ってから来て」
面白いまでにぶっきらぼう。
「あ、わかりました」
言われたとおりのところに行く。
・・・てか、隣の建物じゃん。
まあ、いいや。
ここでは打って変わって愛想が良い。
所定の金を払って、書類を作成してもらって ――
―― 再びドアを2枚くぐる。
「ここ」
先ほどの方が窓口の前に居た。
「あ、はい」
そして、その方は去ってしまった。
ひょっとして・・・待ってくれていたのか?
そうだとしたら、
話し方はこんなんだが、
実はとても良い人なのかもしれない。
警察官になる人は
最初は皆“市民の為に”と思っているのだが、
なった後に、組織に染まって考えが変わってしまう
という話を聞いたことがある。
どうなんだろうね。
たまたま暇だったのか
それとも、その窓口に用があったのかは分からないが、
教えてくれてありがとう!
林家木久蔵に似ていた貴方に感謝します。
で、視力測定、写真撮影。
「今日はこれで終わりです。この日に講習受けに来てください。新しい免許証はそのときに渡します」
と、光浦靖子に似た女性に、日時が書いてある汚い紙を渡された。
それにしても、あのにおいは好きになれない。
多分、アレは染み付いたタバコのにおいだ。
私はタバコを吸うのだが、
自分が吸うタバコ以外のにおいはあまり好きではない。
従って、喫煙コーナーで吸うのも実は好きではない。
染み付いたタバコのにおいはもっと好きではない。
やはり警察署のにおいは好きではない。
そして、やはりボロいし。
廃村寸前の村役場か?
というくらいのボロさだ。
・・・などと思いつつ外に出ると、
豪雨
雷も鳴っている。
物理の教科書に使えそうなくらいの
図太く長い稲光が走っている。
さっきまであんなに晴れていたのに・・・
止むのを待つのもだるいので、
傘も持たず、走って車のところに行く。
こんなことになるのなら駐車場の端っこに止めるんじゃなかった・・・
と、何故か、横にパトカーが止まっている。
関係者用(パトカーや職員も車)の駐車場は隣にあるのに。
中には誰もいない。
記念に触っとこう
と思ったが、止めておいた。
確か緊急車両に意味もなく触ってはいけなかったはず。
車に乗り込んだころにはずぶ濡れであった。
あと色々。
昨日の出来事でした。
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