能ある鷹の爪を切る | 所長日記・改

能ある鷹の爪を切る

 どうやらシソ

 

 に差していても長持ちしないらしい。
 
 萎れてしまったままだ。
 
 折角もらったのに
 
 捨ててしまうわけにはいかない。
 
 どうしよう・・・
 
 ・・・
 
 ・・・というわけで
 
 こんなものを作ってみた。
 
 『シソース』
   [用意するもの]
     シソ・・・10枚くらい
     すし醤油・・・刺し身や寿司を買ったらもらえる醤油。2パック。
     わさび・・・チューブから出して3cmくらい
     ゴマ・・・ティースプーン1杯くらい
     ※実際のところ、どれもお好みの量でOK!
 
   [作り方]
     ①シソを微塵切りにする。
     ②すり鉢にゴマを入れて擂(す)る。
     ③①を加えて擂る。
     ④わさびを加えて擂る。
     ⑤醤油を加えて擂る。
 
 
 で、買ってきたアジの刺し身につけて食べる。
 
 うまい!
 
 うまいぞ!
 
 アジの生臭さを消しつつ、アジのうまみは殺さない。
 
 流石すり鉢!
 
 ・・・
 
 ・・・
 
 ・・・・・・?
 
 すり鉢を褒めるところか?
 
 まあいいや。
 
 すり鉢とすりこぎが家に無い人は
 
 百円均一ショップにも売っているので是非買っておこう!
 
 何でも擂れるぞ!
 
 ゴマはもちろん、
 
 漢方薬から
 
  ※手軽に作れる漢方薬は陳皮(みかんの皮を乾燥させたもの)。解毒作用があるらしい。
 
 熱帯魚の餌まで!
 
 実に便利。
 
 
 
 “擂る”という字は
 
 偏にであるが、
 
 魚偏にでは
 
 ハタハタである。
 
   ※魚偏に神と書くこともある。
 
 20~25cmくらいと小さく、
 
 意外と食べるところが少ないくせに、
 
 意外と高い。
 
 味もそれほど・・・と思う。
 
 同じ値段を出すならば
 
 やはりホッケのほうが美味い。
 
 実に美味い。
 
 私はサンマの開きより、ホッケの開きを買う頻度のほうが高い。
 
 デカくて食べるところがたくさんあって、
 
 骨も丈夫で外しやすい。
 
   ※小さい子に魚の食べ方を教える時は是非ホッケで!!
 
 仕事場の慰労会(?)でも、
 
 ホッケを必ず頼んで、必ず独りで平らげる。
 
 みんな(新人を除く)それを知っているのか、
 
 それとも私のことが嫌いなのか、
 
 注文の品が来たら他の料理は真ん中に置くのに、
 
 ホッケだけは私の真ん前に置いてくれる。
 
 ひょっとしたら
 
 「ホッケ食わせときゃ大人しくしてるだろう」
 
 と思われているだけかもしれない。
 
 まあ、いいや。
 
 で、ずいぶん前のことになるが、水族館でハタハタを見た。
 
 一応深海魚(底生魚)だけあって、地味だ。
 
 開きでは良く分からなかったのだが、
 
 やはり地味だ。
 
 おまけに動かない。
 
 実に動かない。
 
 因みに横にホッケが居た。
 
 同じく地味で動かない。
 
 微動だにしない。
 
 彼らは客商売に向いてないね。
 
 
 
 タイは荒波に揉まれて良く泳いだ物の方が美味いというが
 
 ホッケはあまり動かないくせに美味い。
 
 ということは、
 
 ホッケ潜在能力としての美味さがあるというわけだ。
 
 ホッケは鍛えれば天下が取れるかもしれない。
 
 才能あるものがその力を発揮できずに埋もれていくというのは
 
 実にさびしい話だ。
 
 日本にとって大きな損失だ。
 
 埋(うず)もれかけている者たちの
 
 僅かでも手がかり、足がかりになる
 
 そんな場所があれば・・・
 
 
 
  
 

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