高級脂肪酸グリセリンエステル | 所長日記・改

高級脂肪酸グリセリンエステル

 ソフトバンクが予想外の動きをしている。
 
 CMでは
 
 予想外の動きをするのはボーダフォンの方なのだが、
 
 市場は逆である。
 
 まったくもってやめて欲しい。
 
 格付け制度など廃止にするべきだ。
 
 仮に10000歩譲ったとしても
 
 万人が納得するような理由を述べられないところは
 
 即刻、業務停止処分にするべきだ。
 
 
 
 
 先日、また別の知人が海外旅行から帰ってきた。
 
 南の方に行っていたらしい。
 
 で、土産をもらった。
 
 いや、こんな私にありがとう。
 
 渡されたのは小さい缶。
 
 「何これ?」
 
 「せっけん」
 
 缶を見る。
 
 ありがちなヤシの絵の下に
 
 “ココナッツせっけん”と書いてある。
 
 多少嫌な予感がするが
 
 わざわざ私の為に買ってきてくれたのだからありがたくもらっておく。
 
 
 それにしても・・・
 
 何故、私の知人は皆、
 
 葉巻にしろ、せっけんにしろ
 
 消えて無くなるものを買ってくるのだろうか・・・
 
 みやげとは
 
 ①形として残り
 
 かつ
 
 ②その場所らしいもの
 
 すなわち『みやげみやげしたもの』
 
 でなければならない ―― と、私は思っている。
 
 東京タワーの置物などが良い例だろう。
 
 土産以外のナニモノでも無いその存在感。
 
 頭に刺さして死ぬくらいしか用途が無い。
 
 King of 土産だ。
 
 
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 で、帰宅。
 
 そういえばせっけんが小さくなっていた。
 
 ちょうど良い。
 
 もらった缶を開ける。
 
 セロハンに包まれた小汚い固形が入っていた。
 
 と同時に甘い匂いが漂ってくる。
 
 私は“匂い”があまり好きではないのだが、
 
 この程度なら大丈夫、と使うことにする。
 
 ・・・
 
 ・・・
 
 ・・・・・・なかなか泡立たない。
 
 とゴシゴシやっていると
 
 
 
 温められ、溶かされたことによってその本性を現したのか
 
 目にしみるほどの甘い匂いが私を襲う。
 
 バニラエッセンスを頭から振りかけたような
 
   ※やってみたことが無いので正確にはわからないが・・・
 
 尋常ではない匂い ―― ここまでくれば“匂い”ではなく“臭い”。
 
 吐きそうになる。
 
 わずか2畳ほどの地獄がそこにあった。
 
 シャワーで流してもやけにぬるぬるして流れない。
 
 それでも洗い流し、私は外に出た。
 
 換気扇のスイッチを入れる。
 
 「・・・何やってんだ、俺」
 
 ・・・
 
 ・・・
 
 ・・・・・・捨てよう。
  
 
 ポイっちょ。
 
 
 脅威は取り除かれた。
 
 めでたしめでたし。
  
 教訓:『せっけんのにおいは溶かしてみるまで分からない』
 
 以上。
 
 
  
顧客にシソを一束もらったのだが、いくらサラダに使うといってもそんなには要らないので、ビールジョッキを花瓶代わりにしてそこに活けているH.Cの『H.C研究所ホームページ』へ