アンモナイト | 所長日記・改

アンモナイト

 順調に増え続けるグッピーに半ば飽きてきた。
 
 いや、正確には飽きてはいない。
 
 “科学という名の神に仕える身”の私としては、
 
 アルビノ(白色固体)が出るまで
 
 諦めるつもりは無い。
 
 正確には・・・
 
 ・・・順調に増えすぎて困っているのだ。
 
 水質が妙に合ってしまったのか、
 
 ぽんぽん稚魚を産む。
 
 しかもすくすくと育っていく。
 
 生育途中で脱落した個体はいないようだ。
 

 ※プレコは動かない有機物なら何でも食べます。従って、

  仮に何個体か死んでいたとしても、骨も残さず食べてしまうので、分かりません。
 

 
 
 そんな中、これまた妙に水質が合ってしまったのか
 
 増え続けるやつがいる。
 
 “巻貝”
 
 しかし、今まで私が見たこと無い巻貝である。
 
 普通、巻貝の殻は円錐形に巻いているのだが、
 
 こいつらは円盤状に渦を巻いている。
 
 まさしく、小さいアンモナイトのような殻なのだ。
 
 (※あんなにごつごつしていないし、多足類じゃないけど・・・)
 
 最近ではこいつらを1日1~3匹は捨てている。
 
 捨てても捨ててもどこからともなく湧いてくる。
 
 あまりに鬱陶しいので、硫酸銅(※)を使うことも考えたが、
 
   ※硫酸銅
     無脊椎動物滅殺の薬品。普通は水草水槽(※1)に用いる。
     鬱陶しいミズミミズ(※2)や巻貝を全滅させることが出来る劇薬。
 
     ※1)水草水槽
       水草のレイアウトをメインにした水槽。
       知らない人が名前だけ聞くと、
       中の魚が死んで、水草だけが残った水槽のようだが実際は違う。
       アクアリウムの中では最高レベルの難易度(と私は思う)。
       玄人がセッティングしたものは、感動するくらい綺麗。
 
     ※2)ミズミミズ
       1~2センチ程度の線形動物。
       無害どころか分解者として役に立つのだが、
       大量発生すると見てくれが悪い。
 
 魚への影響を考えて使わずにいる。
 
 それにしても変な貝だ。
 
 殻を引きずる様にして移動するし・・・
 
 
 
 ひょっとして新種か?
 
 新種なら私の名前をつけることが・・・
 
 ・・・って、貝に名前つくのはあまり嬉しくないな。
 
 発見者として名前をつけるなら、花の咲かない植物が良い。
 
 の前に、ありえんよ。
 
 いや、でも、この前にカジカガエルの一種だと思われていたカエルが、
 
 実は遺伝子的にも全く異なった新種だと発見されたし・・・
 
 身近なとこにも新種は転がっているかもしれない・・・
 
 ま、どうでも良いけど。
  
 
 
 最近これと言って研究していないH.C研究所ホームページへ