誰が為に鐘が鳴る | 所長日記・改

誰が為に鐘が鳴る

 梅雨が来る。
 
 私が嫌いな夏の始まりである
 
 嫌いな梅雨が来る。
 
 洗濯物は乾かないし
 
 蒸し暑いし
 
 何より、
 
 私はが嫌いなのだ。
 
 何故嫌いかは言いたくはない。
 
 嫌いなのだ。
 
 
 
 
 
 かつて、
 
 『カエルの為に鐘が鳴る』
 
 というゲームがあった。
 
 昔のゲームボーイのゲームで
 
 今の“ゲーム”と比べると
 
 グラフィックもショボイし
 
 システムもショボかった。
 
 しかし、内容がとてつもなく素晴らしいゲームだった。
 
 ストーリーは練られていて面白かった。
 
 思えば昔のほうが、本当に“面白い”ゲームが多かった気がする。
 
 最近はグラフィックや
 
 アクションに頼りすぎのような気がする。
 
 容量にモノをいわせているものが多い。
 
 
 
 
 それでも私は蛙が嫌いなのだ。
 
 
 
 
 『聖剣伝説』も面白かった。
 
 『サガ』も面白かった。
 
 『Wizardry』も面白かった。
 
 『ONI』も面白かった。
 
 『ラストバイブル』も面白かった。
 
 『セレクション』も面白かった。
 
 他にもいろいろ面白かった。
 
 GTも懐かしい。
 
 ボタンが磨り減るまで、
 
 爪が割れるまでやった。
 
 “対空スクリュー”
 
 “○○スペシャル”などという
 
 関係者以外聞いても意味の分からない技を
 
 当時の知人と競い合っていた。
 
 
 
 
 だがそれでも私は蛙が嫌いなのだ。
 
 
 
 
 実に懐かしい。
 
 あの頃に戻れるものなら戻りたい。
 
 『×××は はいになりました』
 
 の表示が出た瞬間なら
 
 電源を切れば、
 
 セーブ時の状態に戻るのに・・・
 
 実際は違うのだ。
 
 はいになってしまえば
 
 寺でボッタクられる。
 
 金のある奴が
 
 ロイヤルスイートに泊まれる。
 
 そのほうが現実なんだな・・・
 
 
 ・・・私は龍に届いているかな
 
 
 P.S
  それにしても『カエため』元ネタの『誰が為に鐘が鳴る』ってどんな話?
    
  
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