ジャンク株 | 所長日記・改

ジャンク株

 私の投資スタイルのひとつに
 
 “ジャンク株買い”
 
 というのがある。
 
 恐らく、正確な用語ではないはずだ。
 
 かつ“投資スタイル”などというほどのものではない。
 
 “ジャンク”とはガラクタのこと。
 
 ジャンク街に行くと
 
 ゴミみたいなものが
 
 ゴミみたいな値段で売っている。
 
 『動作保障はしないが使えたらラッキー』
 
 パソコンの部品などがまさしくそうだ。
 
 そんなものを買うのと同じ。
 
 東証にはじまり、北は札証から南は福証まで
 
 実に数多くの会社が株式を公開している。
 
 しかし中には、
 
 残念ながらゴミのような値段の会社もある。
 
 ※注:“ゴミのような会社”ではない。
 
 ポスト入りだったり
 
 上場廃止を控えていたり・・・
 
 そんな会社の株を買うのだ。
 
 「何でそんな無意味なことをするのか?」って?
 
 ―― 宝くじを買うのと同じこと、と思っている。
 
 
 
 かつてとある会社があった。
 
 その会社は医療機器の研究&開発&販売をする会社で、
 
 決して悪くない、というよりむしろ良い業績であった。
 
 そんな会社がある日突然
 
 「無理っす。破産します」
 
 と、発表した。株価は大暴落。
 
 1株10円付近までになった。
 
 そんな頃、私は
 
 「ん~。2万円ほど余ったなあ」
 
 証券取引口座に入れているお金が中途半端に2万円ほど余ったので、
 
 その値段で買える株を探していた。
 
 で、“日本・・・・”が目に付いた。
 
 そのときの値段が1株10円だった。
 
 あまり考えずに1000株買った。
 
 それから数日後・・・
 
 日課である9時から市場の動向を見てみると
 
 信じられない値段になっている。
 
 急いで調べる。
 
 どうやら某大会社がその会社をそっくりそのまま買い取るらしい。
 
 (実はカラクリがあったのだけど・・・)
 
 そんなこんなで終値64円
 
 私は105円で全株売却の注文を出した。
 
 勿論完売。
 
 すなわち、
 
 (105-10)×1000=95000円(手数料,税抜き)
 
 が転がり込んできたのだ。
 
 額にしては少ないが
 
 数日で10倍になった。
 
 まあ、ナンバーズに当ったようなものだ。
 
 
 
 という風に“ジャンク株買い”をする。
 
 ここで注意してもらいたいのは
 
 ジャンク株に全力投球するのではないということ。
 
 『軍資金の5~10%程度』かつ『使い道が特にない金』しか充てないほうが良い。
 
 何故なら、“ガラクタ”であることに変わりはないのだから。
 
 それでも全額投入したいのなら止めないけど
 
 一応忠告まで。
 
 1万円くらい余ったときはやってみたら?
 
 で、出来れば最初のうちに
 
 軽くマイナスを味わっていたほうが良いと思うよ。
 
 
 
  
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