日課…そして再び。
昨日のことである。
仕事が終わり帰宅した私は、
いつものように夕食の準備を始めた。
米を研ぎ、
味噌汁の具を切り、鍋に放り込む。
火にかけ、
炊飯器のスイッチを入れる。
サラダの為に野菜を切る。
ほうれん草、キャベツ、ベビーリーフ、しそ、かいわれ
と切ってボウルに入れた頃に鍋が沸騰する。
一旦火を止め、豆腐を切って入れる。
余熱で火を通す。
その間にピーマン、きゅうりを切る。
きゅうりの両端はちょっと多めに切り落とし、
おもり(ネジ)をつけて大水槽に沈める。(※プレコの餌)
トマトを切ってボウルに入れる。
サラダを混ぜ、ラップして一時冷蔵庫へ。
再び鍋を火にかけ、沸騰させる。
沸騰するまでしばし休憩。
テレビを見る。
吹き零れる寸前の音を聞き分け、火を止める。
冷凍庫から味噌を取り出し、鍋に溶かす。
余熱で具に味を染ませる。
今日は刺身だから他におかずは作らない。
シュウマイがあるが、まだ賞味期限じゃないし、取っておこう・・・
と、炊飯器を見る。
「あと 14 分」
と表示されている。
良い時間だ。
魚たちに餌をやる。
大水槽。
次に小水槽。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・。
小さい小さい透き通った魚が水面近くを泳いでいる
―― というより浮いている。
目を凝らす。
!
グッピーの稚魚だ。
出かける前には居なかった。
仕事に言っている間に産んだに違いない。
にしても、そんな気配がないペアだったのに・・・
まだまだ職人ではないようだ。
外して洗って乾かしていた養魚槽を再びセットする。
探す。
探す。
探す。
探す。
4匹確認。
4匹しか産まなかったのか、それともすでに食われたか・・・
兎に角、網ですくって養魚槽に入れる。
逃げるな。
親に食われたいのか!?
・
・
・
・
・
・
何とか全て移す。
ふ~。(※≠HG)
おっ、ゴミが沈んでいる。
スポイトを取り出し、
ゴミを吸う。
捨てる。
スポイトを洗う。
炊飯器が炊き上がりを知らせる。
コンセントを抜き、しゃもじで混ぜる。
しばし蒸らす。
ふと小水槽を見る。
水面に餌が浮いている。
そしてその中で小さい透き通った魚が泳いでいる。
!
1匹確認。
再び網ですくって養魚槽に入れる。
再び探す。
1匹モーターの横にいる。
網が入らない。
スポイトで水流を作る。
出てきた。
網ですくって・・・(以下略)
再び探す。
もういない。
ふ~。(※上に同じ)
ご飯をよそって、味噌汁をついで、サラダを取って・・・
ビール(※発泡酒。私の中では“ビール”のつもり)を冷蔵庫から取り出し
タブをあける。
飲みながら、大水槽を見る。
異常なし。
次に小水槽。
・・・まだいた。
今度の奴は親魚(♀)に追いかけられている。
テメエの餌はちゃんとあるだろうが!
再び網で…(以下略)
・
・
・
・
・
・
そんなこんなで
計8匹。
結局またまた8匹。
4匹(2ペア)が1ヶ月で4+16匹=20匹
5倍…5倍!?
これはまずいぞ。
1ヶ月で成魚(生殖可能状態)となり、かつオス:メス=1:1で産まれるとすると
nヵ月後のペア数をAnとすると、
n-1
An=2×5
1年後、すなわち12ヵ月後は・・・
97656250ペア。
つまり、
195312500匹!
おおっと日本の人口を超えてしまった。
・・・まさか。
それは無いにしても
すぐに水槽がパンクしてしまう。
ん~。本当に店構えて売るか?
誰か買いませんか?
安くします。
可愛がってくれるなら、タダでも良いです。
P.S
ちなみに、結局私が夕食にありついたのは、
炊き上がってから数時間後。
冷め切った夕食となりました。
H.C研究所ホームページへ