魚類の例として | 所長日記・改

魚類の例として

 中学生用の問題集に
 
 とてつもなく難しい問題があった。
 
  問:次のうち(2)と同じ仲間(※魚類)を選びなさい。
  
   ア:ペンギン
   イ:イルカ
   ウ:グッピー
   エ:アザラシ
 
 私が思うに、普通の中学生にはレベルが高すぎる。
 
 おそらくこの問題のコンセプトは、
 
 消去法で“ウ”を選ばせようとしているに違いない。
 
 しかし!
 
 しかし!!
 
 しかし!!!
である。
 
 この(2)の問題は
 
 「(2)イ(※メダカ)のように背骨のある、水中に殻のない卵をうむ生き物を何と言うか」
 
  ―― 答:魚類
 
 である。
 
 頭の回転が速く、魚に詳しいあなたはすぐに気付いた筈!!
 
 その通り!!
 
 中学校では魚類の定義を
 
 『背骨があり、水中に殻のない卵を産む生き物』
 
 『産卵(子)数が脊椎動物内最多』
 
 として教えているのだ。
 
 そして、頭の回転が速く、魚に詳しいあなたはやはりすぐに気付いた筈!!
 
 『グッピーは卵を産まない』
 
 ということに。
 
 グッピーはタナゴ等と同じく卵胎生なので、
 
 “稚魚”を産む。
 
 数少ない(※実際のところ自然界では結構多い)例外なのだ。
 
 これは難しい。
 
 “メダカ”や“マグロ”ではすぐに分かってしまうというのがあったのだろう。
 
 しかし、“グッピー”は例として良くない。
 
 おそらく、
 
 日本中の熱帯魚マニア&熱帯魚フリーク&有識者は文句があるに違いない。
 
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 もっとも、文句を言っても私には一銭の得もないのだけどね・・・
 
 ・・・あと“カモノハシ”を何の迷いもなく哺乳類に分類することにも文句があるし・・・
 
 その問題集が悪いんだろうね。。。。。
 
 
 
 
 
 先日、我が家で産まれたグッピーも大きくなってきている。
 
 とはいえ、まだ親に食われそうなサイズではあるが・・・。
 
 親がブルーブラックであるおかげか、
 
 後ろ半分が黒く色付いてきた。
 
 綺麗な“黒地に青の光沢色”に染まってくれると良いな・・・
 
 
 
 
 
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