職人
いつの間にか職人みたくなってしまった。
その日も私は、いつも通り熱帯魚達のえさやりをしていた。
グッピー(♀)の調子がいつもと違う。
水槽の隅を上下に泳ぎ、時にじっとして・・・
これは・・・
私はすぐに愛車を飛ばしてペットショップへ
産卵(魚)槽を手に取り、
「そういえば、小水槽のセッティング(※)あまり良くなかったな・・・」
※注:セッティング
ここでは水質その他の設定ではなく、混泳のセッティング。
簡単に説明すると、
良い水槽とは、自然の川(湖,池)の一部を切り取ったような水槽である。
すなわち、
上層,中層,下層に分けて魚(ときには淡水エビ)を混泳させるのだ。
単に綺麗だから、と、ネオンテトラだけを飼っても長続きしない。
水質はすぐに悪くなる。
沈む餌を食べるやつを一緒に入れて初めて水槽となる。
水中は陸上と違い、生食連鎖なので、食べ残しがあってはならない。
万一食べ残しの餌にカビが生えるようなことがあれば、
全滅の可能性もある。
だから下層をうろうろする魚を混泳させて生食連鎖を保つようにする。
一番参考になるのは水族館のテーマ水槽なので、
よく分からない人は水族館に行きましょう。
というわけで、今のクロウリーの処理能力を不十分に思い、
「アルジイーター4つ」
も袋に詰めてもらって会計。
マッハで家に帰り(※注:気持ちだけ。制限速度は守りましょう)
小水槽にアルジを放り込み(※注:本当はいろいろ手順があります)
大水槽に産卵(魚)槽をつけ、グッピー(♀)を入れる。
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次の日。
8匹の稚魚がいた。
やはり稚魚や卵がうまれると
気分が良いね。
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一方、アルジイーターは
素晴らしい凄まじい処理能力です。
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