定数 | 所長日記・改

定数



 
 この世のすべては“理”の下(もと)に動いている。
 
 この場合の“理”とは
 
 “理屈”などではなく、“真理”に近い。
 
 また、“定義”もそれに含まれる。
 
 あることを定義した場合、
 
 その定義の下で全て(※演算される、又、結果導かれる全て)は
 
 存在しなければならない。
 
 そうでなければ、
 
 『解なし』
 
 なのだから・・・。
 
 理を超えることはありえない。
 
 少なくとも私は、理を超えることはない、と信じている。
 
 
 
 ※注:以下は関係者(?)以外理解しにくい筈。原題を知りたい方はコチラヘ↓↓↓
                  http://pkgpkgdashpp.seesaa.net/article/16440435.html
 
 定数⇔変わらない数
  
   ⇔not変わる数
 
 すなわち、定数を説明する為には、変数を説明しなければならない。
 
 では、変わるとはどういうことか・・・
 
 関数y=f(x)において
 
  xには条件に適する好きな(≒任意の)数(実数)を入れられる。
 
  それ以外には好きな数を入れることはできない。
 
 例えば、
          2   
  y=f(x)=2x +3x+4 ・・・(*)
 
 で考えてみる。
 
  xには好きな数を入れることができる。
 
  そして、如何なる数を入れようともこの関係の式は守られる。
 
  しかし、2や3(係数)や4を勝手に変えるわけにはいかない。
  
  変えてしまうと、(*)で守られるべき“理”から外れてしまう。
 
  即ち、xは変数。そしてxから導かれるyも変数。
 
 以上のことから、
 
  問いを解くにあたり、
  
   勝手に変えてよいのが変数。
   
   勝手に変えることができないのが定数。

 
 と言えないだろうか。
 
 ポイントは「問いを解くにあたり」という条件(前置き)である。

 
 昔みたく調子に乗ってみよう。
 
 「タイヤが4つでエンジンがある乗り物」(・・・(*1))を「自動車」と定義する。
 
 この理の下で、
 
 「タイヤが2つでエンジンがある乗り物」を判別すると、
 
 返される答えは「≠自動車」である。
 
 すなわち、“タイヤつ”の“4”がこの理(演算)を守る不変の値(条件)である。
 
 では、次に「タイヤが2つでエンジンがある乗り物」(・・・(*2))を「バイク」と定義する。
 
 (*1)と(*2)を比較すると、タイヤの数が変わっている。
 
 「変わっているじゃねえか!何が不変だよ!」
 
 と思う人もいるだろう。
 
 しかし、(*1)と(*2)では守られるべき理が違う。変わって当然なのだ。
 
 以上から、定数とは・・・
 
 「ある守られるべき理の下で、“変える”ことが“できない”もの」
 
 である。
 
 
 ・・・
 
 ・・・・・・
 
 ・・・・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 となると、
 
 
 
  ダン:「待ってくれ」
 
  キャサリン:「何よ!顔も見たくないって言ったじゃない」
 
  ダン:「謝るよ。大切な日だってことは分かってた。勿論。ただ、急な仕事だったんだ」
 
  キャサリン:「何よ。仕事、仕事って!!私と仕事どっちが大事なの!?」
 
  ダン:「それは・・・」
 
  キャサリン:「どうせ仕事でしょ!?一緒に居ても、ずっとパソコンしてるじゃない」
 
  ダン:「仕事は大切だよ・・・でも、君も大切なんだ」
 
  キャサリン:「ダン・・・」
 
  ダン:「君じゃなきゃダメなんだ」 
 
   ※フィクション
 
 
 ・・・キャサリンはダンにとって定数だね。 
 
 
 
 P.S 別に酔ってないです。
 
 
 
 
 
 
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