今一番熱い高速バス路線であろう、東京~長野間の高速バス。
5グループが入り乱れての、運賃叩きあい状態になっています。
最安値は席数限定ながら、トラビス・昌栄・ウィラー・アルピコ京王連合の1500円からという、破格の運賃。
第4セクター的には、高速バスの適正運賃は経験上、新幹線の半分と思っていますので、トラビス・昌栄・ウィラーの正規運賃2500~2600円というのもどうかとは思っているんですけどね・・・。
そんな中、西武・長電連合が3列車を投入し、さらに運賃を下げてこの争いに参入してきたわけでして・・・。
西武バスにとっては、この施策が背水の陣だそうですが、果たして各社どうなのよ??、ということで、善光寺の御開帳が終わるのを見計らい、平日に各社乗車してきたしだいで、。
まず一番手に選んだのは、一番本数が多く、利用者も一番多い、京王・アルピコ連合の長野線。
乗車したのはこちらのバス。
京王・アルピコ連合の長野線といえば、一斉にプライムシートと名づけられたシートを搭載した車両に入れ替えられました。
こちらがプライムシート。
フェイスカーテンが付いた独立席は、新車投入当初は、プライムシングルと銘打ち、コンセント。使い捨てスリッパ・ブランケットを付けて、特別料金1000円を取っていましたが、さすがに席が埋まらなかったと見えて、キャンペーン料金500円に・・・、さらに現状はコンセント付きプランとして、特別料金を取らない体制での運行となっています。
おかげでプライムシングルから埋まる状態になったのは、良かったのか悪かったのか・・・。
乗車したのは12:40新宿発の6011便。
平日のお昼にかかわらず、満席での出発、他社便が無い時刻とはいえ、さすがの一言。
休憩は上信越道横川SA一箇所のみというのも、余計な時間を取られないで良い感じですね。
プライムシート、まあ良くできているシートなんですが、縦9列配置で最後部にパウダールーム付きのトイレを設置・・・、シートピッチは画像を見て頂ければわかりますが、通常の座席配置の11列相当位かな?
座席自体が大きいため、さらに狭く感じてしまうのは困り者です。
パウダールームいらないから、その分シートピッチにまわしたら、どれだけの空間が取れたのやら・・・。
さて、京王・アルピコ連合の長野線の戦略は、他社よりちょと良さげな車両を入れて、ちょっと多く運賃を頂きましょうといった戦略なんですが、ことプライムシングルに関しては、見事なくらいその戦術は破綻したわけでして。
ただ、長野地区でP&R用専用駐車場を確保しているとか、一時間に1本位はダイヤを確保しているとか、肝心な所はきっちり押さえているだけに、定期的な利用者、さらに東京側からのフリー客も取り込んで、堅実な利用を確保しているものと思います。
っと、次は最近長野線に殴りこみをかけた、昌栄高速バスの乗車記になります。