Traffic on the 405 improved? | Is it any wonder?



LAには南北に貫くメインのフリーウェイが2本あり、
1本は内陸を走りLAの街中を少しだけ北にずれて通過している5番、
もう1本は海沿いを走る405番。

この405のフリーウェイに数年前$1 billionをかけ北方向車線にカープールレーンを追加した。



追加した区間は南は10フリーウェイから北は101フリーウェイの
セパルベダパスと呼ばれる山越えの部分で、
West LAからシャーマンオークスにあたる。
この区間の渋滞はもう何十年前からの事であって、ここが混んでいいても誰も驚かない。

山越えと云っても何千メートル級の山では無い。
ハリウッドサインがある山を想像してくれれば判りやすいと思う。
サンタモニカ山脈の延長であり、
西端はベンチュラから、東端はハリウッドのグリフィス天文台まで続く。
このエリア、東はビバリーヒルズ、ベルエア、ベネディクトキャニオン
西はブレンドウッドと高級住宅地でもある。
どちらの方向車線も結構な急坂の為に、
トレーラーなどの大型トラックが低速走行になるのも渋滞の原因の一つ。

この工事は何年も続きフリーウェイに隣接するエリアも想像を絶する渋滞が続いた。
工事区間にはフリーウェイを跨ぐ2つの車両通行用の橋があり、
橋の架け替え工事は48時間交通を遮断して週末に行われた。
それでも渋滞は一向に緩和されてない気がする。

LA交通局のリサーチでは、
2009年度から比較すると、事故率は15%減、整備不良車等への救援率は35%減り、
車線が増えた為に事故回収作業や
立ち往生した整備不良車両を速やかに空きレーンに回避させる事が可能になった為。
同時に1時間あたりの交通量は10000台から11700台を賄う事が可能になったとの事。
よって工事に$1 billionを費やしたのは無駄ではなかったらしい。

そして今になって、
渋滞の原因は405フリーウェイの工事した区間よりも
もっと北の交差している118フリーウェイ付近のボトルネックが原因だと云っている。
でも、そんなの前から判ってたじゃん?

いつどこへ行っても混んでいるのがロスアンジェルス。
I love LA