妻の体調は日によって異なりますが、良くはなっていないです。 
体重も減っているように見えるし、倦怠感で動けない時間も多いです。 
1カ月ぶりの経過診察の血液検査の結果は腫瘍マーカーを除いて、変わらずか悪化です。 
腫瘍マーカーは2割ぐらい減って、去年の春先と同じぐらいですが、病勢を示していないので参考になりません。 
ヘモグロビンやクレアチニンなどの結果が要件をぎりぎり満たすため、ロンサーフを処方してもらいました。 
標準では5日服用、2日休みで2週間が1クールですが、3日服用でいいよと言われました。 
ただ、その後の体調が悪く、まだスタートしていません。 
このような状態では抗がん剤治療はむしろ逆効果であるので体調を戻してから、と思っています。 

「3歩ぐらいしか動けない」という倦怠感や食欲不振は、ひどい状況です。 
腫瘍による炎症、倦怠感、食欲不振、栄養不足、体重減少が負のスパイラルに入っています。 
食欲不振や味覚障害に十全大補湯に加え半夏瀉心湯の服用を始めましたが、今のことろ効果は感じません。 
CRPは倍増して、A/G比は下がってしますし、PNI(予後栄養指数)も減少傾向です。 

倦怠感の低減のために服用してきたステロイド(プレドニゾロン)は止めようかと思いましたが、処方はしてもらいました。 
ステロイドは、長期に服用すると感染症のリスクが増えるほか、免疫抑制の作用もあり、効果が見られなければ投与をやめることになっています。 
主治医からはこのあたりのクスリの調整は、何もなかったですが、考えどころです。 
確かに前回退院直後の倦怠感はブレドニゾロンの服用を開始してから、改善したようには感じていましたが・・・ 

疼痛のコントロールが少しうまくいかなくなってきました。 
夜にフェントステープを貼って、1日3回ロキソニンですが、昼間から夕方にかけて痛みが出始めます。 
レスキューでオキノームを使っているものの、1回で済まない場合もあるので、10mgではなく5mgにしてもらいました。 
最近やたらと「がんの痛みはゼロにできる」といった記事をネットなどでみかけることが多いのですが、「免疫療法は副作用がない」と言われるのと同じように言い切れることではない思います。 
1日に2回オキノームでレスキューしたときは、吐き気がひどくなり、2日間ほとんど食べることができませんでした。 
薬は言われるがままではなく、うまい具合に調整しないとだめだと思います。 

ロンサーフ、抗がん剤としては最後になると思います。 
それまでの抗がん剤の履歴が多いほど、全生存期間は有意に延長しますから、期待はしています。 
ただ、全生存期間のグラフ(Kaplan-Meier 曲線)を見ると、プラセボに対して2カ月延長、その2カ月がそのまま副作用で辛い時間かなどと悲観的に思ったりします。 
一方で、プラセボでも長生きしている人はいて(ロンサーフの第Ⅲ相比較試験の結果では、1割の人は1年以上)、そこに入ればいいんだ、とも思ったりもします。 
もちろん、治験を受けた人にはPS2の人はいないでしょうが・・・ 

前々回の診察のとき、お昼を過ぎてしまったために、病院の下のセブンによったのですが、そこで肉まんが食べれそうというので妻に買いました。 
今まで、ほとんど食べたことはないのに、どうかな?と思ったのですが、ちゃんと全部食べれました。 
その後も、調子が悪くても肉まんは食べれるようです。 
食感がいいのか、そこそこ温かいのがいいのか、不思議です。 
スイカ、桃もよく食べます。