今後の治療に向け、体力の回復が必要である。 
今は、家にいるなかではいちばん悪い状態であることには違いない。 

今の状態は、腫瘍による炎症、敗血症による炎症によってもたらされている。 
終了したばかりの放射線治療の副作用も残っているし、フェントステープを6mgに増量した影響もあるだろう。 
炎症によって低栄養状態にあるし、元気も体力もない。 
吐き気もあるし、ずっと倦怠感があってうちでは寝込んでいる。 
アルブミンは2を切って、血管内外の水分の調整ができなくなって、むくみが出ている。 

食欲がないので、さらに体力が落ちてしまう。 
いろいろ工夫して食事の用意をしているし、本人も食べる努力はしているもののなかなか難しい。 
プロシュアは、しばらく飲めてない・・・ 

血液検査結果の推移はいい方向にはいっているものの、標準値からはほど遠い。 
思い返すと今年に入って、1月、3月に2回、4月、6月と入退院を繰り返してきた。 
今年の最初のころのように元気になれるのだろうかと考えると、絶望的にも思うし、次に入院したらもう退院できないのではと悲観してしまう。 


子供たちが小さかった頃の写真を整理していると、このころがいちばん幸せだったなと感じる。 
と同時に、もっとその時間を大事にしておけばよかったとも思う。 
今、よくない状態ではあるが、きっとこの先同じように思うことがあるだろう。 
毎日、楽しいこと、嬉しいことを見つけて、今のこのひと時を大事にしたい。 
悲嘆にくれて過ごしても同じ一日なのだ。 
退院してからは、平日昼間はうちでひとりぼっちなので心細いと言われ、休職したほうがいいかと考えている。